▼コロナ禍による2年7ヶ月の休映後<試行>と称して再開、5回5本の上映を試みましたが、このいささか長すぎた時間による様々な環境や情況の変化まで巻き戻すこと叶わず、2023年4/1~2、vol.68『水になった村』(大西暢夫監督)の上映をもって、東田シネマの活動を再び休映させて頂くことに致しました。

▼地域との有機的なつながりと、市民参加型の親和性を持った定例の上映会を目指し、‘14年10月、内容はもちろん、何より私たちの思いが端的に表現されたタイトル『こどもこそミライ』(筒井勝彦監督)をもってスタート。これまで68回、延べ1万人を超える皆様のご参加を数えるに至りました。

▼上映作品は、在日を含む国内の監督によるドキュメンタリー映画に限定、「ドキュメンタリー映画の面白さと、その豊かさを皆様と共に」、さらに「映画館の<闇>を地域の中へ」と、北方シネマ、上津役シネマ、ミクスタ.D.シネマと市内4カ所に展開。時にはゲリラ的に会場を加えることもありました。

▼この間、こうした私たちの活動へのご理解と多岐に亘る温かいご支持ご支援、何よりご参加頂いた多くの皆様には、衷心より御礼を申し上げます。長期間にわたりどうもありがとうございました。

▼今後、ささやかな<試行>に興じながらの、或いは新たな展開へのウォーミングアップよろしく、何らかの機会を設けることもあるかと思います。否、設けたいと思っています。その際には改めてお知らせ致します。引き続きどうぞよろしくお願い致します。なお末筆ながら、皆様のますますのご健勝とご発展を衷心よりお祈り申し上げます。

2023年5月吉日 東田シネマ運営委員会 世話人/増永研一





公式サイトTwitter

息をしている限り、まだ間に合う。

ある人は「地球の医者」と呼び、

ある人は「ナウシカのよう」と言う。


東田シネマvol.67は、記録映画『杜人 環境再生医 矢野智徳の挑戦』を上映します。

02/25(土)10:30|13:00|15:00
02/26(日)10:30|13:00|15:00

料金:ご予約はこちら

1000円/予約一般
1200円/当日一般
0500円/大学・高校生校生
1000円/シニア(60歳以上)
1000円/障害者手帳をお持ちの方


人間よりも自然に従う風変わりな造園家に3年間密着。全国で頻発する豪雨災害は本当に「天災」なのか?風のように草を刈り、イノシシのように大地を掘って環境問題の根幹に風穴をあける奇跡のドキュメンタリー。

なぜ、植物がかれていくのか。
なぜ、生きものたちが減っていくのか。
いのちと向き合ううち、彼は気がついた。
「大地の呼吸」が弱っていることに。
人間がもたらした小さな「詰まり」が大きな土砂災害や河川の氾濫に繋がっていることに。

窒息寸前の大地に息を吹き込み、堰き止められた循環を取り戻すため全国を飛び回る造園家/環境再生医・矢野智徳。自然にならう彼のやり方に共鳴し、かつての「杜」を甦らせるべく動き始めた人々と木や大地、生きとし生きるすべてのものとのいのちの交換tp再生の物語。

パンフレットより抜粋


出演者:矢野智徳/玄侑宗久/石田智子/堀信行
全国の「大地の再生講座」参加者、主催者、スタッフの皆さん
音楽:山口洋/水城ゆう
ナレーション:光野トミ/林揚羽
制作・監督・撮影・編集:前田せつ子
制作・配給:Lingkaran Films

2022年|101分|16:9|日本

北方シネマ
12/09(金)開場17:30 18:00

▼上津役シネマ
01/22(日)開場10:00 10:30|13:00

▼ミクスタドキュメンタリーシネマ
02/04(土)開場10:00 10:30|13:00|15:00
02/05(日)開場10:00 10:30|13:00|15:00

▼東田シネマ
02/25(土)10:30|13:00|15:00
02/26(日)10:30|13:00|15:00



愛しいキタキツネを、父母の国へ送る

1986年カメラはすべてを撮っていた
アイヌ民族の知られざる祭祀



東田シネマvol.66は、記録映画 『チロンヌカムイイオマンテ』を上映します。

2023年
01/28(土)10:30|13:00|15:00
01/29(日)10:30|13:00|15:00

会場:北九州市環境ミュージアム・ドームシアター

住所:北九州市八幡東区東田2丁目2-6
JR鹿児島本線『スペースワールド駅』下車、徒歩約10分
西鉄バス『イオンモール八幡東』徒歩約5分


1000円/予約一般
1200円/当日一般
0500円/大学・高校生校生
1000円/シニア(60歳以上)
1000円/障害者手帳をお持ちの方


アイヌの幻の祭り

 1986年、北海道屈斜路湖を臨む美幌峠で、大正時代から75年ぶりに「キタキツネのイオマンテ(霊送り)」が行われた。わが子と同じように育てたキタキツネを、神の国へ送り返す。


ウポポ(歌)とリㇺセ(踊り)の原点

 霊魂を神の国へ導く時がくる。イオマンテでは、一言一句に魂を込めカムイノミ(神への祈り)を唱え、ウポポとリㇺセが捧げられる。アイヌの歌と踊りの原点がここにある。


不世出の伝承者・日川エカシ

 祭祀を司るのは、明治44生まれの日川善次郎エカシ(当時75歳)。祈りの言葉を間違えれば神の怒りをかうという大役である。神の国へ戻ったチロンヌㇷ゚カムイ は、人間の国で歓待されたようすをみんなに聞かせ、うらやましがられる。仲間たちは、肉と毛皮をみやげにして、人間の国を訪ねたいと願うのだ。


人気漫画『ゴールデンカムイ』の監修者・中川裕が全訳、監修

 日川エカシの祈りのすべてをアイヌ語に書き起こし、現代日本語訳で甦らせた。映画は、1986年に撮影したものをレストア(補修)し、35年ぶりに作品に仕上げた。北村皆雄監督は「民俗の記録は古いほど原型が残っている。時間の奥に眠っていたアイヌの世界観を現在に引き出した」と語る。



監督:北村皆雄
語り:豊川容子
配給:ヴィジュアルフォークロア

2021年|105分|G|日本

 ▼北方シネマ

11/11(金)開場17:30 18:00
北村皆雄監督によるオンライントーク

▼上津役シネマ
11/13(日)開場10:00 10:30|13:00

▼ミクスタドキュメンタリーシネマ
12/10(土)開場10:00 10:30|13:00|15:00

東田シネマ
2023年
01/28(土)10:30|13:00|15:00
01/29(日)10:30|13:00|15:00




 公式Twitter

見なれた蝶々と、どこにでも生えている草花たちの物語。まだまだ知らないことばかり…。


東田シネマvol.65は、記録映画 『食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙』を上映します。

10/28(金)10:30|13:00|15:00
10/29(土)10:30|13:00|15:00
10/30(日)10:30|13:00|15:00

会場:北九州市環境ミュージアム・ドームシアター

住所:北九州市八幡東区東田2丁目2-6
JR鹿児島本線『スペースワールド駅』下車、徒歩約10分
西鉄バス『イオンモール八幡東』徒歩約5分


1000円/予約一般
1200円/当日一般
0500円/大学・高校生校生
1000円/シニア(60歳以上)
1000円/障害者手帳をお持ちの方


映画は、生命誌研究館の企画展示「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」にまつわる研究館の日々の活動を、館員の目線から辿るドキュメンタリーです。

皆さんも、食草園で生きものの観察を! ナナフシに餌やりを! スクリーンで体験してください。きっと、日常とは違う世界が見えてきます。

「虫こぶってどうやってできるの?」

「キャベツは、ただ黙ってイモムシに齧られているわけではなかった!」

など、身近な、小さな疑問から、好奇心を超えて、深く、探っていくと、さまざまな生き方への共感が湧いてきます。

「研究館の日常」は、「生きものの世界」への入り口です。小さな虫や草花の語る物語に耳を傾けていくことによって、長大な生命の歴史の中で、生きもの同士が関わり合いながら培った、豊かな自然、そして、その一員としての私たちの存在を知ることができます。

風土が育む “生きもの” と “人間文化”


映画の中では、ファーブルの『昆虫記』の翻訳者奥本大三郎氏と永田和宏館長との対話、また能楽囃子方大倉源次郎師(人間国宝)と中村桂子名誉館長との対話も取り上げられます。生きものたちの間のかけひきの妙、連綿とした人と自然との営みが紡ぎ出す世界、そして日本の自然の豊かさの恵みが語られます。


出演:
永田 和宏
奥本 大三郎
中村 桂子
大倉 源次郎
JT生命誌研究館館員
ナミアゲハ
アマミナナフシ
イヌビワ ほか

ギター音楽:末森 樹

監督・撮影・編集:村田 英克
整音:百済 伸晃
撮影:中井 彩香・室園 純子
宣伝美術:山福 朱実

2022年|日本|73分|HD|ドキュメンタリー|日本語字幕|提供:JT生命誌研究館
Powered by Blogger.