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映画『 鉱毒悲歌』/予告編
まとめ!上映作品の感想
まとめ!皆様からのご意見
まとめ!皆様からの作品リクエスト
2016 年09月23日(金)、24日(土)、25日(日)の3日間、第22回の東田シネマが開催されました。ご来場いただいた皆様、お手伝いいただいた皆様、ありがとうございました。ここに、ご来場の皆様からいただいた映画の感想を掲載いたします。皆様のご協力に感謝します。
感想 映画『 鉱毒悲歌 』
<予告編を見て>前回の上映後にメールで頂きました。
『鉱毒悲歌』。私のいとこ家族が群馬県の桐生市に住んでいた。叔父は戸畑の明専(九州工業大学)を卒業して、紡績会社に入り桐生の工場長で定年退職して一家はそこに住み着いていた。高校3年の時に初めて東京の伯母のところに行って、どうしても日光の東照宮の3猿(見ざる聞かざる言わざる)を見たかったので、日光から険しい山越えのバスで足尾まで行って、当時はもう廃坑になっていたと思うが、足尾から渡良瀬川沿いに国鉄に乗って桐生に行った。その桐生から足尾までの「足尾線」も、今は私鉄に変わっているようだ。1959年(昭和34年)のことである。映画は、どの時代を描いたのだろうか。楽しみである。
<18歳~39歳 >
思っていたよりも難しくないかんじに編集されていたので、とっつきやすくて良いと思いました。しかし内容は、小中学生時代の歴史の教科書や資料集などに書かれていた内容とは比べものにならないくらいためになる内容だったので、英語訳等をして、海外にも広めてほしいレベルで、価値のある映画だったなと思いました。(女性)
学校の歴史の授業で学んだことはあるものの現実にどのようなものであったのかは全く知らなかったので、この映画を見て少し知れてよかった。
足尾銅山鉱毒事件は産業革命と同じくらい後世に語り継がないといけない事だと思います。これによって住民がどれだけ安全で豊かな生活が破壊されただろうか。私たちはしっかりと学んでいかないといけないと思います。(男性)
<40歳~59歳 >
初めて知る事ばかりですが、これからは関心をもって見続けていこうと思います。(男性)
自分が生まれてしばらくの間こういうことが行われていて、でもそのことをあまり知らなかった。また、こんな風なことが行われ出しているから同じと思った。(女性)
福島が谷中村になろうとしている・・・。音声が聞き取りにくいところが多かったです、残念。
原発問題などをマスコミに騙されないように、しっかり世の中を見ていかないとだめだと思いました。未来の為に。(男性)
以前より東田シネマ本篇前の予告で観て、恐いような、おどろおどろしい、ただならぬ雰囲気に引きつけられ、本上映を楽しみにしていました。(幕間にかかっているCDが楽しい)。本編は、今となっては大変貴重な映像資料で、埋もれることなく完成され、本当に良かったと思う。当時関わった人々は、すでに亡くなられている方も多いと思うが、映画が提示する問題はまさに現在、過去のものではない。(女性)
音質と画質は悪い。しかし、見る者を眠らせない事実が強いから、今ここで甦ることを喜ぶ。とはいえ、証言者の声はナレーターと違ってあまり聞き取れないので、字幕が欲しい気はする。「足尾銅山の発掘の歴史は、犠牲者の血の歴史である。」にギクリとした。また、猪瀬建造さんの元日本兵として、過去を明かす内容にも注視せざるを得ない。強制連行と、栄養失調の事態に驚く。最後、「原子力の開発」にも触れていた。小出裕章さんが、田中正造に入れ込んでいるのも少しわかるような気がした。(男性)
1983年の作品が、全く古びていることに驚嘆し、考え込まされました。ラストは、重い問いかけと受け取りました。
とても重いものをいただいた。田中正造の事を知りたくて来たが、長い歴史と中国人の方々の闇に生きた人々の事実を知り、公害問題の根深さを感じてた。もっとよく知り人々の人生を考えたい。(女性)
毎回良質なテーマの作品を上映してくださり、感謝しております。今回は特になかなか見ることのできないもので、大変勉強になりました。(男性)
中学生頃でしたか、学校で習った足尾銅山事件、これほど長い歴史があるとは知りませんでした。北海道へ移住した話、被害にあった人の記録など参考になり、苦難にあった者は闘うべきであろうと感じております。また、鉱毒、足尾の銅の歴史が420年とあり、その辺についても、国側、体制側の言い分についても言及しても良かったのではとも思っております。
現在の状況が気になったー!!方言と古いフィルムの為、音声が聞き取りにくかった。すべてに字幕があればいいと思った。人の営みは何一つ変わっていないことを学んだ。明治、昭和、現在・・・形は違えど私たちは同じ事をくりかえしている・・・。(女性)
人権を無視している姿は、今の日本の災害に対する、政府の姿と重なりました。
貴重な映像という点、理解します。映像、音声が聞き取り難く、理解し難い点がありました。但し、足尾銅山の鉱害の歴史は認識を深める事ができました。
足尾銅山を軸に織られてきた歴史をよく1本の映画にまとめられました。見ているときは少し退屈な部分があったりもしましたが、田中正造から、北海道に行かれた方、強制連行、等々、広がっていくものをよくまとめられたと思います。暗い希望の見えない怒りに似た感情がある中、子どもの映像に希望を感じました。足尾銅山については、近年植樹をしているとのニュースも聞きました。その後の事やこの周辺の事実をもっと知りたいと思います。最終の原発との結びつけは唐突にも感じますが、製作者の気持ちはここにあるとわかりました。(女性)
国策の名のもとに住民の生活が破壊もしくは消滅するケースは現在も続いている。福島しかり、沖縄高江然り。残酷な歴史は繰り返され、住民の悲痛な声は常に国益という国家優先の理論によってかき消される。今改めて鑑賞し、考えるべき作品でした。ありがとうございました。(男性)
<60歳以上>
゛公害″はまだまだ終わっていないということを実感できました。(男性)
50年遅い映像・・・ (男性)
40年前「襤褸の旗」の上映に関わりました。現在足尾はどうなっているのか、その後の事はあまり知りません。(女性)
貴重な映像ありがとうございました。(男性)
「抗いの記」がみたかったのです。終わっていたのですね。(女性)
日本の公害事件の原点ともなる足尾鉱毒事件について、深くそのイミを考えさせる素晴らしいドキュメントでした。40年前にこの映画を製作した人、それを受け継いで今日公開させた人々の志の深さ高さに心から敬意を表したい、と思います。田中正造の生き方と思想はこれからの日本にも必要なのです。このような映画を企画して上映していただいたことに、心から感謝です。(男性)
知らなかった事実を知る。忘れてはいけない事実を知る。ドキュメンタリーはそれをいつも教えてくれる。知った我々は何をなすべきか、それが問題だ!(男性)
鉱害の裏に大資本と庶民の、そして強制連行の朝鮮、中国人の悲哀。今も日本人にその根はないのだろうか?(男性)
ほとんど聞き取れなかった。
いつも弱い者が犠牲になる。消してはいけない、次の世代に引き継ぐのが、生きている者の役目であると考える。(女性)
感無量です。そして不快です、“足尾”を生み出している負のエネルギーが、自分の無知、非力が。凡人の私にも何かできることは・・・と思うと情けないです。今夕このドキュメンタリーに出会って良かった、今のこの“不快感”を家に持ち帰ってよく考えたいと思います。(立松和平のあのハスキーボイスがとても懐かしかった!)(男性)
国策と会社の営利の犠牲となった人々の苦しみ、悲しみが胸に突き刺さりました。林えいだいさんの原点に少し触れたような気がします。ありがとうございました。(女性)
昔のようでそんなに昔じゃないんだなと考えました。あまりよく知らない事を知る事ができました。少し聞き取れませんでしたが、何となく考えさせられました。(女性)
以上(東田シネマ)の活動を知りませんでした。一般の方々にPRをマスコミにも今以上お願されますことを期待します。以後は参加したいと思います。
目からウロコです。明治の田中正造の闘いを今につないでいる闘いがある事を初めて知りました。一人でも多くの人に伝えていきます。
大企業の発展はいかに庶民(朝鮮・中国人も含む)の犠牲のもとになり立ったかがよく解る。最後に言われたように今は原子力の被害の真っただ中にあることがわかった。(女性)
なかなか言葉になりません。国民一人一人の人権が守られなければ、国は何一つ意味を持たないと思うが、個々が闘うことの苛酷さを思い知らされた。(女性)
“足尾銅山”という言葉は知っていたが、こんなに深くすさまじい鉱毒運動があったことを知りませんでした。映画を見せていただき、心が痛みました。現在、原発の問題が常に話題になり、私たちの子や孫たちの時代まで続くのではないかと心配です。今日はありがとうございました。また、参加したいと思います。
いいプロジェクトだと思います。できるだけ観に来ます。(男性)
大変厳しい問題提起をいただきました。人間が生きていくためには、問い続けなければいけないと思いました。貴重な映画だと思います。(男性)
本当に感銘を受けた作品でした。全ての人が観るべき作品です。水俣以前にもかくも非道な世界があったとは。コンクリートに固められ無機的に立てられた墓に身震いする程の怒りを覚えました。257名の強制連行の方々、殆どが栄養失調だったとは。「花岡事件」を想い出しました。
高千穂町、土呂久鉱毒事件の書籍を最近読んだばかりで、鉱毒公害の実態、訴訟の内容、行政、国の対応の符合に驚くばかりです。世界の公害(鉱毒)とも符合することでしょう。「谷中村事件」も読んでみるつもりです。貴重な映像、証言と思いました。現在の核をめぐる世界、日中の動きなどを考えますと、時宜にかなった作品上映と思いました。(女性)
いろいろ勉強させていただきました。折しもNHK「100分de名著」では石牟礼道子さんの“苦界浄土“があり、彼女の思想の原点は田中正造である。又、水俣病に関わった原田正純さんも同様のことをいっている。公害の原点、田中正造のことを知ること、知らせること、つまり人間の尊厳を守るためにと改めてこれを見て感じました。ありがとうございました。(女性)
公害が問題となったころの問題が、今は解決されぬまま問題ともならないような状況にあるように思われ、暗澹とした気になります。こういう闘いがあったことを忘れてはいけないと思います。(女性)
私が国鉄足尾線で足尾から桐生まで行った昭和34年には、まだ足尾の問題は解決していなかったのだ、桐生のおばさんたちはどんな水を飲んでいたのだろうか。11月には四国の住友の銅山の跡に行ってみるつもりである。(男性)
重い気持ち・・・何度同じ事が繰り返されればよいのかと思う。水俣も解決にほど遠く、福島原発大事故も捨てやられたまま、ある意味沖縄も同じ。「国」というのは、我々、市民に寄り添うものではないのか・・・と、そういう機能を持ち得ないものなのかと・・・。貴重な映画を見ることができました。ありがとうございました。(女性)
勉強になりました。(男性)
福島原発に至る公害に、足尾鉱山の歴史が繰り返されているなあと、つくづく思い知らされました。(男性)
我々は時代的に足尾銅山の鉱害は知っている。貴重なフィルムをもっと若い人に見て欲しい。抑圧に耐えてきた民衆に敬意を表します。(男性)
立松和平の若さに驚いた。心が揺り動かされ言葉が出てきません。(女性)
ヤナカ・ミナマタ・フクシマ 人の命を喰い太っている奴らを相手に怒りを持って異議を唱え続けよう。
公害についてのストーリーは解りましたが、音響及び尺八の音量があまりにも大きくよく理解できなかった。当時の政府の無理解な行動と戦前の中国・韓国に対する強制連行には驚いた。(男性)
政治というものを改めて考えさせられました。今も、政界は進むべき道で、人々を幸せにして、後世につなげているのか。そんな自らの足元を見返るに、前代の人たちが導いてくださった感じがしました。上映の機会に恵まれ、観ることができ、心より御礼申し上げます。日本もたくさんの問題を抱えています。
鉱毒問題は全く知らなかったので改めて考えさせられた。住民の方々大変だったでしょう。(北海道の方々・鉱山労働者の方々)大変勉強になりました。
小説で読んでいました。公害の原点と言われる人災、正造さんは苦海浄土の作者道子さんにとっては師と仰ぐ存在。想像以上の悲劇の映像で胸がつまる。怒り、恨みをどれだけ叫んでも足りない権力の前には屈する、屈しない。抵抗も、現政権の強圧にどう抗するか。
大企業優先、保護により、北九州でも八幡、戸畑の大気汚染公害があり、住民の健康被害は記憶に新しいものです。まさに今、東京の中央市場の食品の安全など住民の力が社会を動かしつつあり、力強いかぎりです。
自分と合う、合わないはありますが、(それも観てみないとわからない)毎回楽しみにしています。(男性)
過去を知る事に未来があるといわれるが、日本の戦争を否定する政治家がおる事は未来はない。企業献金を無くさないと、企業の横暴は続くでしょう。(男性)
国の力はどうしようもない、国民の幸せなどなんとも思っていない。今の沖縄も同じですね。力づくで、おさえる政治だから。
学生時代から、公害問題と向き合ってきました。私自身カネミ油を食べて、青年期に油症で苦しみました。また、幼少期は世界一の粉塵降下の町で育ちました。鉱害については、土呂久についても闘ってきました。銅の精錬で7世紀に小倉南区の平尾台が亜硫酸ガスの影響で、森が消滅したのではという研究にも最近接しました。文明のひだの内側で我々をむしばむ動きにこれからも光をあててゆきたいです。(男性)
国益という言葉がありますが、国って何でしょう?被害を受けている人々を守る国であって欲しい。一部の富める人々を守ろうとするように思えてしかたがありません。故郷、祖先…を大切にする人々の想いが、伝わり、自分に足りない部分。いろいろ考えさせてくれる東田シネマの映画に今夏も会えてよかったと思っています。ありがとう、がんばってください。
40年以上の長きに渡り、現在に至るまで続いている鉱害被害の記録に感動した。官の横暴も相変わらず、民の闘いも消えることなし。原発の行く末も是非記録として残して欲しい。廃炉の過程、数十年数百年のスパンですね。
国策の手先「古河」に生命と暮らしを破壊されていく谷中の人達。国家に殺される国民という構図は今も変わらないが谷中は闘ったのだ、佐呂間へ移住した人々も含めて。みにくい国家の姿がよく見えた。(女性)
大変よかった。(男性)
朝鮮、中国人の拉致、強制労働がここでもあったこと初めて知りました。重く受け止めました。(女性)
企業が犯した鉱害は、企業は何も責任を取らない。すべて、国税でまかなわれている。国税は国民の税金なり。結果は国民のお金でやっている。原発事故もまた同じ。原発の電気は安くないと思う。
<年令不詳>
字幕を付けて欲しかったです。
時代の流れを感じるものでしたが、こんなに長年の間公害は続いているのだなと思いました。
かなり難しいことであったが、とても貴重な記録だと思います。
貴重な機会をありがとうございました。当時の様子や無視され虐げられる人々、物事というのは現在も続いていることを改めて気づかされました。
近代日本の発展の影が充分理解できた。土壌汚染は原発事故の行方を考えさせられた。朝鮮、中国人の強制捕虜の過去は消すことができない。但し、この時季の放映とは、今一理解できない。
いつの時代も一番弱いものが苦しめられる。現在もそう…今の政治はどう考えているのか・・・。
公害の原点。今の公害・原発、足尾時代と全く同じ。ギセイになるのは民、弱い人、名もなき人、中国の人など、他国で命を失った人たちのムネンな心はだれがなぐさめたらよいのだろう。
「抗いの記」の上映の際に紹介されていたので、今回も観ようと思いました。強制的に連れてこられた中国人・朝鮮人のひどい扱われ方に胸がつまりました。
谷中村の破壊と強制移住。足尾銅山の銅毒のために。そして、この銅山で働くために、中国から257名の鉱夫が強制連行されてきた事実・・・。「国策、国策」と言って昔から国家権力は民を蹂躙していきますね。心がしめつけられる苦しいつらい事実ですね。米の豊作地である谷中村から北海道佐呂間への移住。開墾の辛さ、北海道の厳しい寒さのもとに、どれほどの苦しみであったことでしょうね。貴重なフィルムでした。
予告編を見て見るのを楽しみにしていました。足尾銅山、田中正造のこと知っているつもりでしたが、このモノクロの記録映画により、もっと深く苦しみ悲しみを知ることができました。住んでいた土地を追われることの本当の意味を感じました。最後のメッセージは、まさに40年後の今を示唆していました。今へと続いていますね。この映画がよみがえった意味がわかりました。立松和平さんが生きていたら、今の世に何を語ったでしょうか。貴重な記録、多くの方に観てもらいたいです。2回観れたので、よくわかりました。ありがとうございました。
本当に理解することはむずかしいとは思うけれど、もう少しだけでも賢くなりたいです。
日本の歴史をまたひとつ勉強できました。若い人たちにこれを引き継ぐことの難しさを感じますが、まだ私たちも知らないことが多すぎる…反省。
聞き取れない部分が多かった。これからは古い映像は字幕をお願いしたい。
初めてシアターで観たがスクリーンは大きく音響も良く観やすかった。
田中正造のことは、小学校の教科書で習いました。道で倒れて死んだところが、何かとてもひかれて、自分もそんな風に死ねたらいいな、と思っていました。そういう風に生きたいです。
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映画『 鉱毒悲歌』/予告編
まとめ!上映作品の感想
まとめ!皆様からのご意見
まとめ!皆様からの作品リクエスト
2016 年09月23日(金)、24日(土)、25日(日)の3日間、第22回の東田シネマが開催されました。ご来場いただいた皆様、お手伝いいただいた皆様、ありがとうございました。ここに、ご来場の皆様からいただいた映画の感想を掲載いたします。皆様のご協力に感謝します。
感想 映画『 鉱毒悲歌 』
<予告編を見て>前回の上映後にメールで頂きました。
『鉱毒悲歌』。私のいとこ家族が群馬県の桐生市に住んでいた。叔父は戸畑の明専(九州工業大学)を卒業して、紡績会社に入り桐生の工場長で定年退職して一家はそこに住み着いていた。高校3年の時に初めて東京の伯母のところに行って、どうしても日光の東照宮の3猿(見ざる聞かざる言わざる)を見たかったので、日光から険しい山越えのバスで足尾まで行って、当時はもう廃坑になっていたと思うが、足尾から渡良瀬川沿いに国鉄に乗って桐生に行った。その桐生から足尾までの「足尾線」も、今は私鉄に変わっているようだ。1959年(昭和34年)のことである。映画は、どの時代を描いたのだろうか。楽しみである。
<18歳~39歳 >
思っていたよりも難しくないかんじに編集されていたので、とっつきやすくて良いと思いました。しかし内容は、小中学生時代の歴史の教科書や資料集などに書かれていた内容とは比べものにならないくらいためになる内容だったので、英語訳等をして、海外にも広めてほしいレベルで、価値のある映画だったなと思いました。(女性)
学校の歴史の授業で学んだことはあるものの現実にどのようなものであったのかは全く知らなかったので、この映画を見て少し知れてよかった。
足尾銅山鉱毒事件は産業革命と同じくらい後世に語り継がないといけない事だと思います。これによって住民がどれだけ安全で豊かな生活が破壊されただろうか。私たちはしっかりと学んでいかないといけないと思います。(男性)
<40歳~59歳 >
初めて知る事ばかりですが、これからは関心をもって見続けていこうと思います。(男性)
自分が生まれてしばらくの間こういうことが行われていて、でもそのことをあまり知らなかった。また、こんな風なことが行われ出しているから同じと思った。(女性)
福島が谷中村になろうとしている・・・。音声が聞き取りにくいところが多かったです、残念。
原発問題などをマスコミに騙されないように、しっかり世の中を見ていかないとだめだと思いました。未来の為に。(男性)
以前より東田シネマ本篇前の予告で観て、恐いような、おどろおどろしい、ただならぬ雰囲気に引きつけられ、本上映を楽しみにしていました。(幕間にかかっているCDが楽しい)。本編は、今となっては大変貴重な映像資料で、埋もれることなく完成され、本当に良かったと思う。当時関わった人々は、すでに亡くなられている方も多いと思うが、映画が提示する問題はまさに現在、過去のものではない。(女性)
音質と画質は悪い。しかし、見る者を眠らせない事実が強いから、今ここで甦ることを喜ぶ。とはいえ、証言者の声はナレーターと違ってあまり聞き取れないので、字幕が欲しい気はする。「足尾銅山の発掘の歴史は、犠牲者の血の歴史である。」にギクリとした。また、猪瀬建造さんの元日本兵として、過去を明かす内容にも注視せざるを得ない。強制連行と、栄養失調の事態に驚く。最後、「原子力の開発」にも触れていた。小出裕章さんが、田中正造に入れ込んでいるのも少しわかるような気がした。(男性)
1983年の作品が、全く古びていることに驚嘆し、考え込まされました。ラストは、重い問いかけと受け取りました。
とても重いものをいただいた。田中正造の事を知りたくて来たが、長い歴史と中国人の方々の闇に生きた人々の事実を知り、公害問題の根深さを感じてた。もっとよく知り人々の人生を考えたい。(女性)
毎回良質なテーマの作品を上映してくださり、感謝しております。今回は特になかなか見ることのできないもので、大変勉強になりました。(男性)
中学生頃でしたか、学校で習った足尾銅山事件、これほど長い歴史があるとは知りませんでした。北海道へ移住した話、被害にあった人の記録など参考になり、苦難にあった者は闘うべきであろうと感じております。また、鉱毒、足尾の銅の歴史が420年とあり、その辺についても、国側、体制側の言い分についても言及しても良かったのではとも思っております。
現在の状況が気になったー!!方言と古いフィルムの為、音声が聞き取りにくかった。すべてに字幕があればいいと思った。人の営みは何一つ変わっていないことを学んだ。明治、昭和、現在・・・形は違えど私たちは同じ事をくりかえしている・・・。(女性)
人権を無視している姿は、今の日本の災害に対する、政府の姿と重なりました。
貴重な映像という点、理解します。映像、音声が聞き取り難く、理解し難い点がありました。但し、足尾銅山の鉱害の歴史は認識を深める事ができました。
足尾銅山を軸に織られてきた歴史をよく1本の映画にまとめられました。見ているときは少し退屈な部分があったりもしましたが、田中正造から、北海道に行かれた方、強制連行、等々、広がっていくものをよくまとめられたと思います。暗い希望の見えない怒りに似た感情がある中、子どもの映像に希望を感じました。足尾銅山については、近年植樹をしているとのニュースも聞きました。その後の事やこの周辺の事実をもっと知りたいと思います。最終の原発との結びつけは唐突にも感じますが、製作者の気持ちはここにあるとわかりました。(女性)
国策の名のもとに住民の生活が破壊もしくは消滅するケースは現在も続いている。福島しかり、沖縄高江然り。残酷な歴史は繰り返され、住民の悲痛な声は常に国益という国家優先の理論によってかき消される。今改めて鑑賞し、考えるべき作品でした。ありがとうございました。(男性)
<60歳以上>
゛公害″はまだまだ終わっていないということを実感できました。(男性)
50年遅い映像・・・ (男性)
40年前「襤褸の旗」の上映に関わりました。現在足尾はどうなっているのか、その後の事はあまり知りません。(女性)
貴重な映像ありがとうございました。(男性)
「抗いの記」がみたかったのです。終わっていたのですね。(女性)
日本の公害事件の原点ともなる足尾鉱毒事件について、深くそのイミを考えさせる素晴らしいドキュメントでした。40年前にこの映画を製作した人、それを受け継いで今日公開させた人々の志の深さ高さに心から敬意を表したい、と思います。田中正造の生き方と思想はこれからの日本にも必要なのです。このような映画を企画して上映していただいたことに、心から感謝です。(男性)
知らなかった事実を知る。忘れてはいけない事実を知る。ドキュメンタリーはそれをいつも教えてくれる。知った我々は何をなすべきか、それが問題だ!(男性)
鉱害の裏に大資本と庶民の、そして強制連行の朝鮮、中国人の悲哀。今も日本人にその根はないのだろうか?(男性)
ほとんど聞き取れなかった。
いつも弱い者が犠牲になる。消してはいけない、次の世代に引き継ぐのが、生きている者の役目であると考える。(女性)
感無量です。そして不快です、“足尾”を生み出している負のエネルギーが、自分の無知、非力が。凡人の私にも何かできることは・・・と思うと情けないです。今夕このドキュメンタリーに出会って良かった、今のこの“不快感”を家に持ち帰ってよく考えたいと思います。(立松和平のあのハスキーボイスがとても懐かしかった!)(男性)
国策と会社の営利の犠牲となった人々の苦しみ、悲しみが胸に突き刺さりました。林えいだいさんの原点に少し触れたような気がします。ありがとうございました。(女性)
昔のようでそんなに昔じゃないんだなと考えました。あまりよく知らない事を知る事ができました。少し聞き取れませんでしたが、何となく考えさせられました。(女性)
以上(東田シネマ)の活動を知りませんでした。一般の方々にPRをマスコミにも今以上お願されますことを期待します。以後は参加したいと思います。
目からウロコです。明治の田中正造の闘いを今につないでいる闘いがある事を初めて知りました。一人でも多くの人に伝えていきます。
大企業の発展はいかに庶民(朝鮮・中国人も含む)の犠牲のもとになり立ったかがよく解る。最後に言われたように今は原子力の被害の真っただ中にあることがわかった。(女性)
なかなか言葉になりません。国民一人一人の人権が守られなければ、国は何一つ意味を持たないと思うが、個々が闘うことの苛酷さを思い知らされた。(女性)
“足尾銅山”という言葉は知っていたが、こんなに深くすさまじい鉱毒運動があったことを知りませんでした。映画を見せていただき、心が痛みました。現在、原発の問題が常に話題になり、私たちの子や孫たちの時代まで続くのではないかと心配です。今日はありがとうございました。また、参加したいと思います。
いいプロジェクトだと思います。できるだけ観に来ます。(男性)
大変厳しい問題提起をいただきました。人間が生きていくためには、問い続けなければいけないと思いました。貴重な映画だと思います。(男性)
本当に感銘を受けた作品でした。全ての人が観るべき作品です。水俣以前にもかくも非道な世界があったとは。コンクリートに固められ無機的に立てられた墓に身震いする程の怒りを覚えました。257名の強制連行の方々、殆どが栄養失調だったとは。「花岡事件」を想い出しました。
高千穂町、土呂久鉱毒事件の書籍を最近読んだばかりで、鉱毒公害の実態、訴訟の内容、行政、国の対応の符合に驚くばかりです。世界の公害(鉱毒)とも符合することでしょう。「谷中村事件」も読んでみるつもりです。貴重な映像、証言と思いました。現在の核をめぐる世界、日中の動きなどを考えますと、時宜にかなった作品上映と思いました。(女性)
いろいろ勉強させていただきました。折しもNHK「100分de名著」では石牟礼道子さんの“苦界浄土“があり、彼女の思想の原点は田中正造である。又、水俣病に関わった原田正純さんも同様のことをいっている。公害の原点、田中正造のことを知ること、知らせること、つまり人間の尊厳を守るためにと改めてこれを見て感じました。ありがとうございました。(女性)
公害が問題となったころの問題が、今は解決されぬまま問題ともならないような状況にあるように思われ、暗澹とした気になります。こういう闘いがあったことを忘れてはいけないと思います。(女性)
私が国鉄足尾線で足尾から桐生まで行った昭和34年には、まだ足尾の問題は解決していなかったのだ、桐生のおばさんたちはどんな水を飲んでいたのだろうか。11月には四国の住友の銅山の跡に行ってみるつもりである。(男性)
重い気持ち・・・何度同じ事が繰り返されればよいのかと思う。水俣も解決にほど遠く、福島原発大事故も捨てやられたまま、ある意味沖縄も同じ。「国」というのは、我々、市民に寄り添うものではないのか・・・と、そういう機能を持ち得ないものなのかと・・・。貴重な映画を見ることができました。ありがとうございました。(女性)
勉強になりました。(男性)
福島原発に至る公害に、足尾鉱山の歴史が繰り返されているなあと、つくづく思い知らされました。(男性)
我々は時代的に足尾銅山の鉱害は知っている。貴重なフィルムをもっと若い人に見て欲しい。抑圧に耐えてきた民衆に敬意を表します。(男性)
立松和平の若さに驚いた。心が揺り動かされ言葉が出てきません。(女性)
ヤナカ・ミナマタ・フクシマ 人の命を喰い太っている奴らを相手に怒りを持って異議を唱え続けよう。
公害についてのストーリーは解りましたが、音響及び尺八の音量があまりにも大きくよく理解できなかった。当時の政府の無理解な行動と戦前の中国・韓国に対する強制連行には驚いた。(男性)
政治というものを改めて考えさせられました。今も、政界は進むべき道で、人々を幸せにして、後世につなげているのか。そんな自らの足元を見返るに、前代の人たちが導いてくださった感じがしました。上映の機会に恵まれ、観ることができ、心より御礼申し上げます。日本もたくさんの問題を抱えています。
鉱毒問題は全く知らなかったので改めて考えさせられた。住民の方々大変だったでしょう。(北海道の方々・鉱山労働者の方々)大変勉強になりました。
小説で読んでいました。公害の原点と言われる人災、正造さんは苦海浄土の作者道子さんにとっては師と仰ぐ存在。想像以上の悲劇の映像で胸がつまる。怒り、恨みをどれだけ叫んでも足りない権力の前には屈する、屈しない。抵抗も、現政権の強圧にどう抗するか。
大企業優先、保護により、北九州でも八幡、戸畑の大気汚染公害があり、住民の健康被害は記憶に新しいものです。まさに今、東京の中央市場の食品の安全など住民の力が社会を動かしつつあり、力強いかぎりです。
自分と合う、合わないはありますが、(それも観てみないとわからない)毎回楽しみにしています。(男性)
過去を知る事に未来があるといわれるが、日本の戦争を否定する政治家がおる事は未来はない。企業献金を無くさないと、企業の横暴は続くでしょう。(男性)
国の力はどうしようもない、国民の幸せなどなんとも思っていない。今の沖縄も同じですね。力づくで、おさえる政治だから。
学生時代から、公害問題と向き合ってきました。私自身カネミ油を食べて、青年期に油症で苦しみました。また、幼少期は世界一の粉塵降下の町で育ちました。鉱害については、土呂久についても闘ってきました。銅の精錬で7世紀に小倉南区の平尾台が亜硫酸ガスの影響で、森が消滅したのではという研究にも最近接しました。文明のひだの内側で我々をむしばむ動きにこれからも光をあててゆきたいです。(男性)
国益という言葉がありますが、国って何でしょう?被害を受けている人々を守る国であって欲しい。一部の富める人々を守ろうとするように思えてしかたがありません。故郷、祖先…を大切にする人々の想いが、伝わり、自分に足りない部分。いろいろ考えさせてくれる東田シネマの映画に今夏も会えてよかったと思っています。ありがとう、がんばってください。
40年以上の長きに渡り、現在に至るまで続いている鉱害被害の記録に感動した。官の横暴も相変わらず、民の闘いも消えることなし。原発の行く末も是非記録として残して欲しい。廃炉の過程、数十年数百年のスパンですね。
国策の手先「古河」に生命と暮らしを破壊されていく谷中の人達。国家に殺される国民という構図は今も変わらないが谷中は闘ったのだ、佐呂間へ移住した人々も含めて。みにくい国家の姿がよく見えた。(女性)
大変よかった。(男性)
朝鮮、中国人の拉致、強制労働がここでもあったこと初めて知りました。重く受け止めました。(女性)
企業が犯した鉱害は、企業は何も責任を取らない。すべて、国税でまかなわれている。国税は国民の税金なり。結果は国民のお金でやっている。原発事故もまた同じ。原発の電気は安くないと思う。
<年令不詳>
字幕を付けて欲しかったです。
時代の流れを感じるものでしたが、こんなに長年の間公害は続いているのだなと思いました。
かなり難しいことであったが、とても貴重な記録だと思います。
貴重な機会をありがとうございました。当時の様子や無視され虐げられる人々、物事というのは現在も続いていることを改めて気づかされました。
近代日本の発展の影が充分理解できた。土壌汚染は原発事故の行方を考えさせられた。朝鮮、中国人の強制捕虜の過去は消すことができない。但し、この時季の放映とは、今一理解できない。
いつの時代も一番弱いものが苦しめられる。現在もそう…今の政治はどう考えているのか・・・。
公害の原点。今の公害・原発、足尾時代と全く同じ。ギセイになるのは民、弱い人、名もなき人、中国の人など、他国で命を失った人たちのムネンな心はだれがなぐさめたらよいのだろう。
「抗いの記」の上映の際に紹介されていたので、今回も観ようと思いました。強制的に連れてこられた中国人・朝鮮人のひどい扱われ方に胸がつまりました。
谷中村の破壊と強制移住。足尾銅山の銅毒のために。そして、この銅山で働くために、中国から257名の鉱夫が強制連行されてきた事実・・・。「国策、国策」と言って昔から国家権力は民を蹂躙していきますね。心がしめつけられる苦しいつらい事実ですね。米の豊作地である谷中村から北海道佐呂間への移住。開墾の辛さ、北海道の厳しい寒さのもとに、どれほどの苦しみであったことでしょうね。貴重なフィルムでした。
予告編を見て見るのを楽しみにしていました。足尾銅山、田中正造のこと知っているつもりでしたが、このモノクロの記録映画により、もっと深く苦しみ悲しみを知ることができました。住んでいた土地を追われることの本当の意味を感じました。最後のメッセージは、まさに40年後の今を示唆していました。今へと続いていますね。この映画がよみがえった意味がわかりました。立松和平さんが生きていたら、今の世に何を語ったでしょうか。貴重な記録、多くの方に観てもらいたいです。2回観れたので、よくわかりました。ありがとうございました。
本当に理解することはむずかしいとは思うけれど、もう少しだけでも賢くなりたいです。
日本の歴史をまたひとつ勉強できました。若い人たちにこれを引き継ぐことの難しさを感じますが、まだ私たちも知らないことが多すぎる…反省。
聞き取れない部分が多かった。これからは古い映像は字幕をお願いしたい。
初めてシアターで観たがスクリーンは大きく音響も良く観やすかった。
田中正造のことは、小学校の教科書で習いました。道で倒れて死んだところが、何かとてもひかれて、自分もそんな風に死ねたらいいな、と思っていました。そういう風に生きたいです。
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