映画『 花はどこへいった 』
2017 年10月27日(金)、28日(土)、29日(日)の3日間に映画『 花はどこへいった 』上映会を開催しました。アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました。ここに、ご来場の皆様からいただいた映画の感想を掲載いたします。
18歳〜39歳以上
この世界には、まだまだ自分の知らないことがたくさんあると思いました。この問題を知り、考えるきっかけを作って頂いた監督と、東田シネマの方々にお礼をいいたい気持ちです。現在の日本の政治や憲法問題についても、考える良いきっかけになる映画だと思います。ありがとうございました。たった数十年前のことなのに、風化しているベトナム戦争のこと、今もベトナムで生きている人たちのことを想いました。一人でも多くの人に観てもらい、「戦争を知らない」子どもたちが減るといいですね。(女性)
子どもの頃、ベトナム戦争の枯葉剤の影響を放送したニュースは記憶の中にあります(ベトちゃんドクちゃんとか)。毎回、こちらで映画を観させて頂くたびに色々なことを知り、感じ、考えます。(もっといろんな人に見てほしい。特に中高生。)映画を観た直後なので、いつも文章にまとめられないのですが…大人になり改めて映画を通してくわしく知る事実もあり…。まだ戦争は終わっていないという言葉が耳に残ります。戦争中の枯葉剤の影響が明らかと言えるほどの現実があるのに、ベトナムで生まれる障害を持った子どもや家族、アメリカのベトナム帰還兵への支援が全く無いことにガクゼンとします。又、アメリカの軍、政府の姿勢にいきどおりを感じます。戦争のむなしさを改めて思います。アメリカの(軍の)身勝手な作戦に国の環境と国民の生活を傷つけられたベトナム政府は、この事実を今どう捉えているのかも気になります。自分の無知も恥ずかしく思います。それでも生まれてきた子どもを家族で愛情を持って育てている家族に、与えられたさだめに真摯に向き合う、心を打たれました。(←このことばは実はしっくりこないけど、今他にぴったりくることばがすぐ出てこない。)
ベトナムの枯葉剤被害について、TVで見たことがあったが、ここまで深いのは見たことがなかった。仕事でも、プライベートでもベトナムに行くことがあり、とても好きな国のひとつです。ホーチミンやハノイでも、奇形の方を目にすることがありますが、発展が目に付いてあまり意識することがありませんでした。これから行く時は、今回の映画を思い出し、過去に起きた悲劇がまだ続いていると…。何か自分にできることがないかと考えたいとおもいます。
非常に心に残りました。この現代の中、島として後世に受け継げなければならない大切なものを、島中の民が一丸となっている姿に心打たれました。(男性)
40歳~59歳
障害のある子が産まれたとして、自分がどのように考え、育てていくのか想像しながら観たが、実際にならないと本当にわからないのだと直感した。解決策は世界平和、調和しかない。ベトナムの人、しっかりと生きて下さい。幸が少しでもありますよう祈ります。※シネマスタッフの方、よい映画をありがとうございます。また来ます。(女性)
何回も何回も、戦争の現実を観ては思う。この現実をどうしてたくさんの人が知ろうとしないのか?学童保育の仕事の中で、子ども達に絵本を読む中で、何もコメントせず、さりげなく、想いのつまったものを読んで子ども達とひととき大切なものを感じる時間を過ごしている。社会の中で、目をそむけてはいけない現実をおしつけがましくではなく受け入れて“知ろう”という子ども達、若者がふえて、“やったらやり返す!!”大人ではなく、やさしい対話のある外交、国益・国力ではなく助け合う支えあう外交、そんな社会の安心して子ども達がいきいきと輝いて育って欲しいと願っている。(女性)
言葉がまとまりません。解っていた事なはず、水俣病と同じ、全く終わっていないベトナム。一度起してしまえば、全てが台無しとなる、そして起した事を全力でリペアする。それが課せられた事と思いました。(男性)
すばらしい作品でした。枯葉剤の恐ろしさを伝えるだけでなくて米と立ち向かうベトナム人のすがたを伝えてくれました。この映画を見ることを友人に伝えます。(男性)
言葉も出ないほどの現実をつきつけられた思いです。今も平気で農薬を売り続けている企業にも、いきどおりを感じます。(女性)
ベトナム戦争から50年が経つ。化学兵器での静かな戦争での犠牲は悲しい。ダナンは観光地化され、軍事空港があったこともベトナムを訪れるまで知らなかった。ベトナムの人の家族、人としての愛情の深さを感じた。(女性)
言葉がなかなか出てこないようなショックでした。人間が人間にこんなことができるのか。もうかるから、見えない所で起こることだから、すぐにはわからないから、自分は関係ないからと、ヒロシマ、ナガサキで、ホロコーストで、チェルノブイリで、原発実験で、フクシマで…、何度思えばいいのか。人間はいつ学ぶのだろう、と。静かな曲だから余計に心に響きました。(女性)
兵士たちも全てをわかって参戦しているのではないこと、当たり前だけど高度成長期をすぎて生まれた自分達には気づきにくい。ベトナムの人々と自然を写した写真の美しさと、仕事として従軍することは全く別のことに見えて、人類の営みとして地続きだ。そんなことになるから戦争はいけない。1mmでも戦争から遠い所へ、日本を動かしていかなければならない。(女性)
今まで、枯葉剤は知っていたが、これほどの被害の大きさは知りませんでした。アメリカの補償問題は何とか前に進めばと思います。(女性)
しみじみと思った。戦争は今も終わっていない。第三世代になっても、そしてこれからも・・・と。本当にいつになれば人は学ぶのだろう、いつになれば。海の向こうで、また、戦争が始まる。しかし、この事を含め、全て海の向こうのことではない事も胸に。(男性)
今まで見た中で一番の衝撃でした。抑揚の少ない落ち着いたナレーションが胸に響きました。戦争の愚かさ、負の遺産が大きすぎる故に戦争をしてはいけないという元米兵の話。障害者を育てる親の愛、義務と切なさ、人間の美しさも感じることができました。特に、元米兵がベトナムで、障害者(枯葉剤被害者)の支援に携わってある事に救いを覚えました。最終の終わり方、音楽等もよかった。この映画が北九大で上映され、若者の中に、戦争の負の部分がしっかりと伝わることはとても有意義に思えます。ぜひ会場に行きたいです。(女性)
いつもありがとうございます。人はいつになったら学ぶのだろう。戦争はいつまでもつづく。だから戦争はいけない。この言葉がつきささりました。水俣も原発も核兵器も・・・便利、効率的、一回で片づく、そんなことはありえない。ベトナムにこれだけの現実があるなら、アメリカにも帰還兵の子に出ているのでは。坂田さんに追ってもらいたいテーマです。ベトナムの障害児をとりまく子どもたちの笑顔が救いでした。(男性)
60歳以上
枯葉剤の被害は、過去のものだと思っていました。未だに多くの爪跡を残し、人々を苦しめているとは、、、私達の無知と無関心を恥じています。言葉がありません。(男性)
「宇宙はひとつの生命体のようなもので、自分達はその中のひとつの分子みたいな…」Gregには同感してしまいました。ベトナムの人々の許して受け入れる姿に感動しました。(男性)
大量の枯葉剤を作り、軍に納入して大儲けをした企業も、政府も軍も、被害者に何の責任もとらず…。障がいを受けた子どもたちの親や兄弟の優しさが人間の尊さを思わせてくれます。原発、戦争、環境破壊、「人はいつになったら学ぶのだろう」学ぶことは永久にないのかも知れません。(男性)
現在のアメリカの姿勢が変わっていないことが大変ショックでした。それにひきかえ、ベトナムの人たちの崇高さが胸を打ちました。そして自国を冷静に見つめきちんとそれに向き合ったカメラマンの生き方を心より尊敬します。知ることから始まることは多くあり、つながっていくと思います。東田シネマの取り組みを心より有難く思い、ここで学んだことを生活の中で反芻していきたいと思います。
いかりと悲しみで言葉にならない。おごれる人間、、、のつみ。(女性)
心に残る作品、ありがとうございます。これからもがんばれ!(男性)
戦争の傷の深さを改めて思いました。坂田さんのように、希望の小さな芽を大切に育てていきたいと思います。たくさんの人に観てほしい映画ですね。(女性)
枯葉剤の影響はベトちゃんドクちゃんで知らされていたが、あらためてたくさんの子ども達を見ると、戦争のおろかさ、そして米軍の非人道的な戦法にただ怒りばかりだ。それは広島、長崎、そして沖縄戦でもそうだ。モンサント社やアメリカの何の補償もないのも怒りだ。
枯葉剤の恐ろしさを初めて知った。責任を認めないアメリカはニクイ!多くの人達にこの様な映画を観てもらいたい。この現実を忘れないために…。
私を含めて、日本人はもっとベトナム戦争を知るべき。枯葉剤は、原爆同様の悲劇だ。
よかった。(男性)
イラク、シリアの化学兵器、他、化学兵器を徹底糾弾する米国が、日本に原爆を投下し、枯葉剤で数百万の被害者を出している。米国に化学兵器を云々する資格はない!なぜ真実が報道されないのか。日本もベトナムも優しすぎる。この映画でも憎しみをぶつける被害者は見られなかった。それが救いなのかも。
安倍にこの映画を見せたら、どんな感想を言うのだろうと思いますが、通じないでしょね。障害のある子をみごとに受け入れている、親子、兄妹に心打たれます。ほんとに救われる気持ちです。人間ってこんなに広いんだと思います。
あらためて、あの戦争の悲劇性を教えられた。花も木も森も枯れた。そして教えてくれた。いつになったら人は学ぶのだろうかと!!(男性)
戦争は絶対だめだ。枯葉剤がもたらす、こわさ、人生を変えてしまうほど、絶対くり返してはならないと思う。(女性)
ベトちゃんドクちゃんのことしか知らなかった。こんなに多くの子供達がいることを、今をどう生きているのかと思うと涙が出る。一人でも多くの人に観てもらいたい。(女性)
現在、北朝鮮問題で安倍は米国に追従しすぎる。軍事費もそうだし、対話を重要視しないのだろう。この映画を政府に、否、全国民に観せて下さい。腹が立ちます。(男性)
戦争のむごさ、おろかさを思い知らされます。親がいなくなったらこの子たちはどうなるのだろうと他人事に思えません。ですが、親や姉妹が子どもを可愛がっている姿に救いも感じました。「歴史に学ぶ」ことの大切さはわかっているのに、又いつの日かあやまちを犯しそうな最近の様子に少々不安を感じています。多くの人に観て頂きたい。(女性)
難しい映画ですが、私達がわすれている事を又、忘れてはいけないという事を思い起こさせるいい映画でした。ありがとうございます。(男性)
心が痛くなりました。(男性)
この地球上から戦争がなくなることを祈るばかりです。坂田先生ありがとうございました。お元気でね!
ベトナム戦争は、私の自分の身の回りの世界から社会へ目をむけていく、気づかされ事柄であり、今も解決できていない、人はいつになったら学ぶのか、本当にそう思います。(女性)
忘れてはいけない。そして1人でも語り継ないで行く事が大事だと思います。枯葉剤もベトナム戦争も。今春、ベトナムホーチミンに行きました。街中に戦争の記憶はありませんが、彼らは戦争記念館などで戦争の記憶を語りついでいます。例え小さな個人でも記念館には生きた証しとしてのプロフィールと写真、そしてどうして死ななければならなかったかを伝えています。アメリカの罪は大きい。中近東も・・・・(男性)
外へ出るとさんさんと光に満ち、人々が楽しくしています。この狭い画像が真実か、この外の光景が真実か。かぎりなく、外が虚実の世界であるように思う。(男性)
人類は何故「あやまち」をくりかえすのだろうかという「つうれつ」な思いがしました。(男性)
Agentオレンジ、Agent purpleのことは知っていましたが、思いのほか、マングローブの木が若がえり、今度はエビの養殖に切られたそうで、日本の企業も勿論加担しています。枯葉剤の被害が、これほどひどいものとは、知りませんでした。(女性)
原爆おとして、枯葉剤をまいて、こんなアメリカと一緒になって、日本は戦争に行くのか!(男性)
知らないことが多いということに気づきました。ベトちゃんドクちゃんは知っていたけど、又、障害の子が生まれているとは知っていたけど、これほどまでとは知りませんでした。ベトナムの訴訟がつづけられますように!アメリカはすべて却下、化学会社だけがもうけたのです。(女性)
今年の8月の長崎の原水禁大会の分科会で、ベトナムからの代表が、枯葉剤の被害者が200万人以上いると言っていた。ところが・・・である。この映画では、300万~400万人の被害者がいるというではないか。大へんな奇形の人たちがいることに胸がつぶれる思いがした。(男性)
ベトナムはお米の国でした。年に3回も収穫できるので、酒もめんも燃料も、みんなお米の力です。だから、アメリカごときに勝ったんだと思います。サイゴンがホーチミン市に変わったけれど、ベトナム民は、したたかです。森の中の爆弾の穴ぽこや、不自然に木のはえていない森も眼にしました。「花はどこへ行った」、この曲をバックにカタリーナ・ビットは、サラエボオリンピックでスケートをしました。思うたび強さを感じます。
アメリカから操られた日本、アメリカの伝統や、思想、宗教を強制的に押しつけられ、もはや一個の人間として考えることすらできない世界で最低の民族になりはてた。はっきりとアメリカに"NO"と言うべきだ。(男性)
年齢未記入
金・土・日と忙しく、見に行こうかどうかまよいましたが、今日、見ることができてよかったです。多くの人にこの現実を見て欲しいと思います。ベトナムの人のたくましさや心の広さ、やさしさに驚かされました。ありがとうございます。
最後のナレーションの言葉が印象に残りました。一字一句正確には覚えていませんが、「私たちは大きな生命体の中の、小さな分子のようなもので、現れたり消えたりする、…」そのような結論に達したのですね。私達に全く力が無いとは思いませんが、国境で分かれているというのは幻想であり(宇宙から見て国境線はありません)全てのものはつながりがあります。
枯葉剤の影響はベトちゃんドクちゃんの世代で終わっていると思っていたので、21世紀になってもなおその影響が残っていることに衝撃を受けました。
枯葉剤の影響は知ってるものの、本当に改めて恐ろしさを感じます。いつまで戦争が続くのか。世界のどこかでいつも争いがおき、人間は本当に学ばないのでしょうか。私達ももっと働きかけないといけませんね。
環境汚染問題は、現在の日本、世界の問題である。きれいな野菜、住宅、その裏にとてつもない害がひそんでいることを私達は知らねばならない。ベトナム戦争の時、アメリカを訪問してて考えさせられた。またカンボジア難民ともかかわった。先日、アウシュヴィッツを訪問、戦争をくりかえしてはならないと言いながらくり返している。なんなんだろう。
カンボジアでは、国境近くに作られたベトナム国内のダムから突然の放水がくりかえされ、洪水がおこり、その後河に入ると皮膚がただれるようになっているということを最近知りました。ひどいことをするものだと思っていましたが、ひょっとしたらダイオキシンのまじった土砂が流れ込んでいるのではと思いました。
坂田さんの作品は「沈黙の春を生きて」に続き2本目です。さまざまな場面に、色々なおもいがあふれて、一言では言い表されない映画でした。子どもたちの笑顔が、かえって、いたい。そして、いつくしんで育てている家族に敬意をもった。アメリカ兵たちにも、病的にも精神的にも、被害があったと思う。上部の人たちはきちんとみつめて欲しいと思った。「花はどこにいった」というやわらかなメロディのうたの中に、平和のとうとさを感じた。
われわれは大きなものの一部にすぎない。すべてはつながっている。⇒印象的でした。
ベトナム戦争で、枯葉剤がまかれて奇形児が生まれたことは知っていましたが、この映画に出てくるような具体的なことはまるで知りませんでした。もっと多くの人たちに観てもらいたい内容だと思います。
戦争はおろかな事。国は責任をとらず市民が苦しみを背負い続ける事例ばかり。こういう悲惨な事実をきちんと後の世代にもかたりつぎ、戦争へつきすすむ事のないようにしなければ。
なかなか語られることがない“枯葉剤”の現実。ベトナムの地で、未だに苦しむ人が居る。この現実は、ベトナム戦争が終わっていない事を物語っている。今も、北朝鮮との間に新たな緊張が走る中、短絡的な感情だけで大事に至らぬ事を切望する。
人間は何時になったら学ぶのだろう。繰り返し行われるあやまち。総てはこれに集約される。戦争の残酷さ。恐ろしい時代にまた、と恐怖を感じ、絶対戦争反対です。
色々な事を考えさせられます。戦争の事、生きるという事、人生とは何かという事、国とは何か、個人の幸せとは何か、そしてそれは、どこにつながっているのか。私は今日、何が出来るのか、何をしなければならないのか。
枯葉剤のことはベトちゃんドクちゃんのことで知っていましたが、3世代目の子どもたちにもこんな障害が出ていて、現在もまだ苦しんでいる人たちがたくさんいることは認識していませんでした。アメリカ政府、アメリカの毒物を作った企業は責任を認めて欲しい。モンサント社は今も遺伝子組み換え技術で世界中のタネを支配しようとしているし、そんなことはさせられない。多くの人に事実を知って欲しい。障害を持って生まれた子どもたちを世話する家族の姿に心打たれた。
私たちはベトナム戦争反対の運動をさまざまな形でしてきました。ドクちゃんの支援、1円カンパなど早くから枯葉剤の事は知っていましたが、ベトナム戦争が終わり、その後あまりベトナムのニュースはありません。私は枯葉剤の事はいつも気になっていました。今日はありがとう。アメリカはベトナムの後も同じ様な戦争を今も続けています。いつになったらおろかな戦争に気づくでしょうか。それに利益を手に入れるのは個人だということだ。
毎回楽しみです。今回は大変重い内容でしたが、見ておくべきだと思いました。ありがとうございました。
過去の戦争による被害は今に繋がっていることを再認識しました。沖縄でも、ベトナム戦争当時、枯葉剤を伴った訓練があったらしい。「戦争はまだ続いている!」それに加担している日本政府がいることを改めて確認。
戦争について深く考えさせられた作品でした。やりきれない悲しさに心がおしつぶされそうでした。
agentorangeにアクセスすることから始めますが、同じ事が日本中、世界中で起きていることに立ちすくみます。ありがとうございました。
東田シネマの映画は、町の映画館でみられない作品であり、私はたいへんありがたく思っています。今後もこの様なドキュメント作品を上映してください。よろしく。
10年前につくられた映画なんですね。上映、ありがとうございます。
ベトちゃんドクちゃんは知っていたけど、3世代まで続いているとは知らなかった。安全だとうたう農薬等、現存する薬(枯草、殺生etc)は、やはり多少なりとも害だろう、と思った。
枯葉剤が今も除草剤に使われていること、イラクの劣化ウランの被害等に思いを馳せました。戦争国家アメリカと大企業の罪深さ…。それにしても、家族の細やかな愛情に驚くばかりです。問題提起の多いよい作品をありがとうございました。
悲しい現実。心が重たいが観てよかった。初めて参加したが音響について…、音がこもる感じが少し気になった。ありがとうございました。
生きていく上で知っておかないといけない事を見せて頂いていると思っています。
自分が生きてきた時代に起こっていたことについて、無知であることに気づかされます。何ができるかわからないけど、自分にできることから少しずつ取り組みたいたいと思います。
静かで考えさせる構成がとてもよい作品だと思った。ベトナムの障害児を育てている人々の優しさと、2000年以降エージェントオレンジ障害児は生まれていないと言うが、枯葉剤についての周知をされているのか心配になった。戦争がもたらす様々なことを若い世代に知ってもらうにはとても良い作品だと思う。
枯葉剤被害は、日本で分離手術したベトちゃんドクちゃんしかくわしくは知らなかった。余りにひどい、まさに戦争犯罪、国家賠償だけでなくアメリカと会社を相手に補償を求めて闘いつづけてほしい(あきらめることなく)。日本の原爆被害と重なる。
あまりの現実に言葉も出ない。どこか、すっかり忘れていた事にガクゼン。"花はどこに行った"が心にしみる。
戦争をこの世から無くさない限り、ベトナム戦争と同じことは起こり得る。日本が再び戦争する国になったら、加害者となる。戦争の悲惨さを伝えつづけるために、この映像は大切なものだと思う。
想像を超えた枯葉剤の被害。米国はせきにんをとろうとせず、日本は米国に追随している。理不尽なことの多すぎる世の中。あまりに無力な自分を思います。
たまたま手にしたベトナムのことを書いた本に、この映画が紹介されていました。偶然が背中を押してくれた来館でしたが、来てよかったと思いました。
少しはベトナム戦争の事、枯葉剤の事、兵士が帰還して精神を病んでいる人が多くて、事件を起こしたり薬物に手を出している事は知っていたが・・・。被害は想像を絶する。戦争はおろか。人間はおろかだ。
途中、雅子さんが何を知ろうとしているのか、何を追おうとしているのか分からなくなったが、最後、変えることのできない過去とどこへ向かうのかわからないこれからに立たされているそれぞれの現在を、グレッグさんの死後、共有したのだと思った。全てを知ることはできないが、共有することによって各々の内で意味づけできることを感じた。
音声がくぐもって聞きにくいと感じましたが(ナレーション)、ベトナムの現実を知るのに、とても価値のある映画でした。
エージェント・オレンジ(枯葉剤)がベトナムで大量にまかれて50年たった。今もなお、その影響で障害がある子ども達が生まれているとは知らなかった。ベトナムのあるおばあさんが言った・・・「誰のせいでもない。戦争のせいだったのだから・・・」。大量に供給して大もうけをした米国の化学工場会社は米国裁判所により、ベトナムの被害者の訴えを却下した。「一会社の責任はなく、国家が賠償すべきものだから・・・」。そして18歳でベトナム戦争に従軍したアメリカ人兵士グレッグは、除隊してもアメリカ社会から「赤ん坊殺し」という避難をあびて精神に深い傷を負った。彼自身も枯葉剤の影響で54歳の若さで亡くなった。戦争とはこのように、広く、深く、長い間、人類と自然を傷つける。正義と平和を叫んで始まる戦争を始めてはならない。(女性)
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