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悶え神、悶えて加勢する。

自分は何もできないからせめて水俣の人々と嘆き、悲しみを共にしよう。

石牟礼道子



映画「水俣曼荼羅」上映会

372分で物語る、20年の時と場所 原一男監督 最新作

日時:02/23(水・祝)13:00 - 20:00
休憩2回3部構成

原一男監督、来学講演

会場:北九州市立大学 北方キャンパス本館 A101教室
料金:3,900円 全国一律。
特別興行につき、大学・専門学生・シニアなどの割引はありません。

来場人数に制限が必要になった場合は、予約された方が優先となります。
ぜひ北方シネマ公式サイトから当日引換券をご予約下さい。 
北方シネマ公式サイト

ドキュメンタリーの遺志をつなぐ


今回原一男は被写体に選んだ、水俣という「場所」と、そこに流れる「時間」。それは日本ドキュメンタリー界の巨人・土本典昭が生涯をかけて記録してきた場所だった。スタッフと共に移住し、地元民と同じ魚を食べ酒を酌み交わす。そうやって水俣の人々と暮らしながら、土本は映画を連作し、世界的なドキュメンタリー作家となったのだ。

しかし、土本が『水俣 患者さんとその世界』(1971)で記録した反公害運動の熱狂はもう、そこにはない。水俣の人たちは一見、平穏な日々を営んでいるように見える。しかし水俣病によって、いまも苦しんでいるのだ。

そこにまなざしを向けることで原一男は本作で、土本典昭の遺志を継いで見せた。
『ゆきゆきて、神軍』の原一男は『水俣曼荼羅』で、鬼才から巨匠になった ―

公式サイトより抜粋


原一男
監督・撮影・プロデューサー

小林佐智子
プロデューサー

長岡野亜
プロデューサー

島野千尋
プロデューサー

秦岳志
編集・構成

2020年製作/372分/日本
配給:疾走プロダクション