公式ホームページ

平和へのヒントは、野良猫たちから教わった。


2010 韓国・非武装地帯ドキュメンタリー映画祭・オープニング作品
2010 東京フィルメックス・観客賞
2011 香港国際映画祭・最優秀ドキュメンタリー賞
2011 ニコン国際ドキュメンタリー映画祭・ブイエン&シャゴール賞

東田シネマvol.23は、映画『 Peace 』(ピース)を上映します。

10/28(金) 13:30/15:45/18:00
10/29(土) 13:30/15:45/18:00
10/30(日) 13:30/15:45/18:00

料金:前売り一般1000円(当日一般1200円)、大学・高校生500円
ご予約はこちら!会場お問合せ

いまこそ、あらためて、

「寄りそうこと」「ともに生きること」

「平和って何だろう?どうしたらみんなが共存できるの?」韓国の映画祭から、この「人 類永遠の問い」を向けられた想田和弘監督は、岡山で暮らす人々や猫たちの何気ない日常にカメラを向けた。平和と共存へのヒントは、どこか遠くではなく、自分たちの毎日の生活、足元にこそ潜んでいるのではないか。そう、思ったからだ。想田の妻の実家・柏木家に住みついた野良猫グループと、突如現れた「泥棒猫」との確執。91歳で一人暮らしをする橋本至郎と、彼をボランティア同然でケアする柏木夫妻。その夫妻自身にも迫る老い。そして、己の死を見つめる橋本 の脳裏に突然蘇った、兵隊としての記憶――。台本無しで回される想田のカメラは、彼らの人生や “ニャン生” に訪れる大切な瞬間に奇跡的に立ち会う。観る者 は、戦争と平和、生と死、拒絶と和解、ユーモアと切なさが同居する「生の時間」を体感し、「共に生きる」ことの難しさと可能性に思いを巡らせる。

よく観ること、よく聴くこと。

今日を生き抜くヒントを探る!

監督の想田和弘(そうだ・かずひろ)は、選挙運動の舞台裏を赤裸々に描いた『選挙』(07年)、タブーと言われる精神科にカメラを向けた『精神』(08年)で国際的な評価を確 立したニューヨーク在住のドキュメンタリー映画作家だ。リサーチや台本を排し、ナレーションや音楽を一切使わない独特のスタイル「観察映画」は、本作 『Peace』でさらなる進化をみせている。本作は韓国・非武装地帯ドキュメンタリー映画祭でオープニング上映された後、世界中の映画祭から招待が殺到。 東京フィルメックスでは「じわじわといろいろな思いが湧いてくる」「会場の一体感を感じた」「猫がかわいい」と、ドキュメンタリーとしては異例の〈観客 賞〉に選ばれた。さらに、香港国際映画祭〈最優秀ドキュメンタリー賞〉を、ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭〈ブイエン&シャゴール賞〉を受賞。 そして、ついに日本でも再び観察映画旋風が吹き荒れる!

公式ホームページより

監督・製作・撮影・編集:想田和弘
製作補佐:柏木規与子
撮影協力:共助グループ喫茶去 岡山済生会総合病院 移動ネットおかやま
英語字幕:想田和弘・杉本祐里佳
日本語字幕:荒木貴生
配給:東風

2010/HD/日本・アメリカ・韓国/75分/ドキュメンタリー