公式サイト

自然エネルギーによる地域再生。

これからの時代の「豊かさ」を巡る物語。


東田シネマvol.49は、映画 『 おだやかな革命 』を上映します。

12/21(金)10:30/13:00/15:30/18:00
12/22(土)10:30/13:00/15:30/18:00
12/23(日)10:30/13:00/15:30/18:00

2019/01/11(金)18:30北方シネマへ

予約一般1000円/当日一般1200円
大学・高校生500円/シニア(60歳以上)1000円
障害者手帳をお持ちの方は、1000円です。

日本のローカルで始まっている「おだやかな革命」


自分はこれで幸せか?という問いが、ちゃんと真ん中にある。
これは革命と言ってもいい。
でも、今まで多くの人が、想像してきた革命とは、
全然違うものなのではないか。

ー 辻信一(文化人類学者)


原発事故後に福島県の酒蔵の当主が立ち上げた会津電力。放射能汚染によって居住制限区域となった飯館村で畜産農家が立ち上げた飯館電力。岐阜県郡上市の石徹白、集落存続のために100世帯全戸が出資をした小水力発電。さらに首都圏の消費者と地方の農家、食品加工業者が連携して進めている秋田県にかほ市の市民風車。自主自立を目指し、森林資源を生かしたビジネスを立ち上げる岡山県西栗倉村の取り組み、都市生活者、地方への移住者、被災者、それぞれのエネルギー自治を目指すことで、お金やモノだけではない、生きがい、喜びに満ちた暮らしの風景が生まれている。成長・拡大を求め続きてきた現代社会が見失った、これからの時代の「豊かさ」を静かに問いかける物語。

秋田

日本海からの強い風をうける、秋田県にかほ市には、風変わりな風車がある。その名は「夢風」。首都圏にある生活クラブ生協が立ち上げた風車で、風車の売電収益の一部は、地域の特産品の開発に充てられ、風車を縁にして交流が深まっている。にかほ市にある伊藤製麺所は小さな工場だが、代表の伊藤実さんは、生活クラブとの共同開発の中で、消費者と一緒に製品を作り上げる喜び、そして多くの方に購入してもらうことのやりがいを感じている。そして、その取り組みがはじまったきっかけの一つ、風車「夢風」を通して、これまで気づかなかった自然の豊かさの恩恵への感謝の念が、日に日に大きくなっている。

福島

2011年の3月11日に起きた福島第一原発事故の影響で、放射能汚染により全村避難を余儀なくされた飯館村。手間暇を惜しまない、畜産と稲作による循環農法による豊かな暮らし。その暮らしが一瞬にして奪われてしまった。そんな震災の経験を機に、福島県喜多方市にある大和川酒造の佐藤彌右衛門さんは、仲間と一緒に会津電力株式会社を設立した。地下水が豊富な喜多方に続く酒造りが、放射能汚染によって壊滅することのないよう、地域の人による出資でエネルギー事業を手掛け、売電した収益は出資者である地域の人々に還元されていく仕組みを生み出す。そんな佐藤さんに後押しをされた形で始まったのが飯館電力。代表取締役に就任したのは、畜産農家の小林稔さん。全くの異業種への戸惑いながら、佐藤さんの強力なサポートによって、事業は展開してくことになる。ソーラーシェアリングという現代的な手法を通して、売電もしながら、農地を守っていくことを決心した。

岐阜

岐阜県郡上市にある小さな集落、石徹白。ここには約100世帯、人口270人ほどの人々が暮らしている。村に唯一ある小学校の存続が危ぶまれる中、この地域が変わるきっかけを作った移住者がいる。平野彰秀さんと、平野馨生里さん夫婦だ。東京で外資系のコンサルティング会社を経て移住して来た平野さんが目指しているのは、持続可能な地域の暮らし。地域に暮らす人々と一緒に、小水力発電事業をいくつも実現してきた平野さん。その結果、地域を訪れる人が増え、少しずつ地域での仕事が生まれ、移住者が増えていくことに。さらに、馨生里さんは、石徹白に伝わる伝統的な野良着などの服飾文化を生かして「石徹白洋品店」を開設。エネルギー事業だけでなく、地域の伝統的な文化や暮らしも再生していくことを目指し、集落で活動を続けている。

岡山

岡山県西粟倉村。人口1500人ほどの小さな村。この村は平成の大合併をせず、地域の森を再生することで、村の生き残りをかけることになった。森から出る6割の木材は、市場に流通すると赤字になることから、そこに目をつけて起業した村楽エナジーの井筒耕平さんは、地域の温泉施設や自らが運営するゲストハウスに、薪ボイラーを導入。それまで重油に1000万円かかっていた施設に村の木材が燃料として使われることになり、地域資源を有効活用するだけでなく、地域経済の活性につながった。この村ではヒノキを使った家具職人や、楽器製作者など様々な職能の持ち主が起業する姿がある。村をあげて、起業家を育てるローカルベンチャースクールも開講されている。人も森も丁寧に育むことを惜しまない村づくりに共感して、本当の豊かさに気づいた人々が年々移住している。

公式サイトより抜粋

ナレーション:鶴田真由
監督:渡辺智史
撮影:佐藤広一
作曲:鈴木治行
演奏:瀬川裕美子
アドバイザー:高橋真樹
構成:黒沼雄太
編集:渡辺智史
MA:中野坂上スタジオ
音楽録音:パストラルサウンド
CG:デジコンキューブ
配給:いでは堂

2017/日本/100分

公式サイト

いまだ癒えぬ枯葉剤の傷痕・・・ベトナム、アメリカ


東田シネマvol.48は、映画 『 沈黙の春を生きて 』を上映します。

11/23(金)10:30/13:00/15:30/18:00
11/24(土)10:30/13:00/15:30/18:00
11/25(日)10:30/13:00/15:30/18:00

12/07(金)18:30北方シネマへ

予約一般1000円/当日一般1200円
大学・高校生500円/シニア(60歳以上)1000円
障害者手帳をお持ちの方は、1000円です。

1962年にレイチェルカーソンが著した『沈黙の春』は・・・


1962年にレイチェル・カーソンが著した『沈黙の春』は、当時隆盛を誇った農薬の危険性を予言し、DDTが禁止されるきっかけとなった。

一方、その頃ベトナムでは、ジャングルにひそむゲリラの隠れ場所をなくすため、米軍による枯葉剤散布がはじまった。枯葉剤は農薬と同じ成分を持つが、人体や自然環境に多大な影響を及ぼす、猛毒のダイオキシンが含まれていた。

当時のアメリカ政府が「人体に影響がなく、土壌も1年で回復する」と説明していた枯葉剤は400万人のベトナム人に直接散布され、その被害は戦後35年を経たいまも続く。当時ベトナムに駐留していた米軍兵士も枯葉剤を浴び、帰還兵の多くがいまだにその影響に苦しんでいる。被害は彼らの子供や孫の世代にまで及ぶ。

帰還兵の娘、ヘザーは片足と指が欠損して生まれた。父の戦場であったベトナムを訪ねたヘザーは、両国の被害者が繋がっていくことの大切さに気づく。

本作は、枯葉剤の刻印を背負ったベトナム・アメリカ、双方の子供たちの困難と勇気を描き、レイチェル・カーソンの予言的言葉に再び耳をかたむけることの大切さを訴える。

公式サイトより抜粋

企画・監督:坂田雅子
製作:山上哲太郎
編集:ジャン・ユンカーマン
ナレーション:加藤登紀子
撮影:ビル・メガロス 山田武典 坂田雅子 ロバート・シーモン
整音 :小川武
音楽:グエン・タイン・トゥン 難波正司

2011/87分/ドキュメンタリー/HDVカラー/日本語・英語・ベトナム語

公式サイトTwitter


今年、2018年は、1968年にカネミ油症が発覚してからちょうど50年めになります・・・


東田シネマvol.47は、映画 『 食卓の肖像 』を上映します。

10/26(金)10:30/13:00/15:30/18:00
10/27(土)10:30/13:00/15:30/18:00
10/28(日)10:30/*13:00/*15:30/*18:00

11/02(金)18:30北方シネマへ

*10/28(日)金子サトシ監督来場予定!
午後の3回、13:00、15:30、18:00

予約一般1000円/当日一般1200円
大学・高校生500円/シニア(60歳以上)1000円
障害者手帳をお持ちの方は、1000円です。

カネミ油症事件の被害者の人達を10年間かけて取材したドキュメンタリー

美容と健康にいい。そういう触れ込みの食品は、身の回りにたくさんある。もし、それらの食品に毒物が入っていたとしたら・・・。今から40年以上前、現実にそういうことが起こった。森永ヒ素ミルク事件などとともに戦後最大級の食品公害事件と言われている「カネミ油症事件」である。

1968年、福岡、長崎をはじめ、西日本一帯で、食用油、カネミライスオイルを食した人たちが次々に健康被害を訴えた。症状は、大量の吹き出物、目やに、脱毛など、多様なもので、苦しむ人たちの姿が報道され、世間を震撼させた。被害者は14000人以上と言われている。

『食卓の肖像』は、この「カネミ油症事件」の被害者の人達を10年間かけて取材したドキュメンタリー映画である。

忘れられていた事件の被害の全貌を10年間の取材で明らかに

自治体や企業のPRビデオの仕事をしていた金子サトシ監督は、2000年夏、この食品公害事件の被害がいまも続いていることを知り衝撃を受け、被害者たちに聞き取りを始めた。

事件発生から長い月日がたち、社会の人々の記憶からこの食品公害事件のことはすっかり忘れられていた。しかし、被害者たちは、様々な全身症状でずっと苦しみ続けていた。そして、子どもや孫といった次世代にも健康被害があった。カネミライスオイルの中にはPCBとダイオキシン類が複合汚染で混入していて、それが未知の被害を引き起こしていたのだ。

この映画は、被害発生当時のことや症状の変遷について丹念に聞き取りし、甚大な被害の実態、全貌を明らかにしている。

未曾有の事態の被害者たちはいかにして生き抜いて来たのか

さらに、カメラは食卓や畑など、被害者たちの日常生活の場にまで入りこみ、いまを生きる人々の姿を穏やかな視線で見つめる。また、油症被害そのものだけでなく、仕事、結婚、出産など、被害者たちの「その後の人生」のことも盛り込んでいる。

特に、食品公害の被害者であるからこそ、彼らは家族の「食」に気をつかい、自然食や有機栽培などを求めて生きている。そうした姿から、誰にとっても身近な「食の安全」の問題についても提起している。

未曾有の食品公害の被害者たちはいかにして生き抜いて来たのか。食品公害の被害者だからこそ、家族の「食」をいかにして大切に守ってきたのか。

被害を告発するだけでなく、被害者たちの生きざまを浮かび上がらせた本作は、キネマ旬報2011年度ベスト・テン文化映画第10位に選出されるなど、各方面から高い評価を受けている・・・

公式サイトより抜粋

製作・監督:金子サトシ 
撮影:内野敏郎/金子サトシ/福本淳 
整音:伊藤裕規 
スーパーバイザー:土屋豊/Our Planet-TV 

協力:カネミ油症被害者支援センター/原田正純/保田行雄/古木武次/宿輪敏子/明石昇二郎/川名英之/河野裕昭/奥野安彦/高崎裕士/永尾喜美子/重本善十/渡部寛吾/中内弘治/福島瑞穂/阿部知子/辻豊史/堀傑ほか

証言者:真柄繁夫/真柄ミドリ/渡部道子/矢野忠義/矢野トヨコ/重本加名代/重本澄代/中内郁子/中内孝一/中内健二/公文喜久恵/矢口哲雄/高山美子

配給:『食卓の肖像』上映委員会/オムロ 
宣伝プロデューサー:西田宣善
宣伝:辻野正樹

2010/103分/日本/ドキュメンタリー
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