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2017 年08月25日(金)、26日(土)、27日(日)の3日間に映画『 記憶の中のシベリア 祖父の想い出、ソウルからの手紙 』上映会を開催しました。アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました。ここに、ご来場の皆様からいただいた映画の感想を掲載いたします。

18歳~39歳

二作品続けての上映が良かったです。(女性)

長い時を経て、大切な人への想いが、海を越えて行き来できたことに感動しました。(女性)

映画内での監督の姿を出して欲しかった。(男性)

40歳~59歳

私も自分の祖父から、子どもの時に戦争中の話を聞いたし(私の祖父は満州にいました)、大人になってからは韓国のハルモニ達から植民地時代の話を色々聞いたので、、、、懐かしいような気持ちで2本の映画を見ました。今後、当時のことを知っている人達から直接お話を聞くことは難しくなるので、こうした映画をこれからも作って欲しいです。(女性)

戦争の時代を生きたひとりひとりの人生。大義名分もなにもない、ただ生きること に必死だった姿が、映画から感じられました。人種を超えた友情、なかなか知られざる事ではないでしょうか。多くの方に伝わるといいですね。〝手紙〟っていいですね。手紙の時代がなつかしい。

悲惨なシベリア抑留を描いたものでなく、たんたんとその人を語るという物静かな 映画…ジーンときました。あまりに悲惨なドキュメンタリーなど見てきたので、こういう映画も…いい…。(女性)

何よりビックリしたのは朴さんの山根さんに対する深い友情だった。日本へ連れて来られ、つらかっただろうに「実に楽しかった」と。シベリアのことは余り深く語られていないが、いくら知っても皮膚感覚では絶対分からないその寒さ、を。その真実を、手紙を通して旧い記憶を記録として遺してくれた事へ感謝です。それにしても、故郷へ帰ったらまた戦争に。朴さんの人生。(男性)

映画の意図がよく分からず、消化不良の感じがする。「祖父の日記帳」では、ありのままに伝えるという意図があるのかもしれないが、見る側が焦点を絞れない。断片的なことがポツポツある感じで、素材は素晴らしいのに生かされていないと思う。「朴さんの手紙」では、製作者のねらいがよくわからない。「共産党というものが全世界で悪と分かった」とか、朴さんが言っていたことが文字になって、かなりインパクトが強かったが、それを言いたかったのか。軍隊の中で差別があると言われたが全くなかったという例を言いたいのか、山根さんの奥さんのかなり強い恋愛感情を伝えたかったのか、見る側に判断を任せているのか、とも思うが、見る側は焦点を絞れずいらいらする。又、軍隊の中に差別は無かったと朴さんは言っていたが、それ一例をもってしか伝えないのはドキュメンタリー映画として不充分だと私は思う。(女性)

映画がダラダラと時間つぶしのような気がして退屈しました。ズームアウトから入るところなど、見辛い感じがしました。個人的な記録のような気がします。今後に期待します!!(女性)

朴氏のお話がもっと知りたい。(男性)

戦争中に生まれた友情がよかったです。国は違っても、個人、個人が触れ合えればいいと思います。(男性)

「朴さんの手紙」は、特に新感覚のドキュメンタリー映画という感じがした。観ている間、美しい時間の流れを感じた。でも、朴さんと山根さんの妻の人生の苦難は、当人にしか分からないものだと感じた。私は非常に好きな作品でした。(女性)

60歳以上

広島の言葉が、里の山口の言葉に近く、なつかしかったです。人の歴史をじっくりと見つめた映画でしたね。

おだやかにいい映画でした。見終わって感じました。(女性)

戦後72年、戦争体験者の方々の心の中には深く深く、戦争は残っているのですね。今日はありがとうございました。

何が言いたいのかよくわからなかった。シベリア抑留は関東軍参謀が「満州に居る日本軍と日本人はソ連のために使ってほしい」と文書を出した。関東軍と家族だけが早々と朝鮮南部に撤退したことが明らかになっている。伊藤忠商事の副社長、日経連の理事を務めた瀬島龍三氏である(不破哲三氏の「スターリン秘史」)。戦前の関釜連絡船は私が朝鮮に渡り(1歳)引き揚げてきた時(4歳)に乗ったのでなつかしかった。(男性)

戦争とは何だったんだろう。実際に参戦人の話であり、生き残った人の記憶ってなんであろうか。よく分からない。

一作目は、期待した内容(視点)とは違っていた。 二作目は、いろんなこと(問題)が つまった内容でよかった。監督は何を訴えたかったのか、パンフレットを読んで考えてみたい。(女性)

私のシベリアとは、映画「人間の条件」、香月さんの黒い画、三波春夫伝、他数冊の本位で、ほとんど何も知りませんでした。今回のドキュメンタリーは、登場人物が 夫々に魅力的で、しかも歴史の掘り起こしとかではなく、人間、それもごく普通の人々の、それはそれで良い映画でした。やはりシベリアを知ることは 簡単ではない様です。友人の父親は何も語ることはなかったそうです。(男性)

今の日本と朝鮮半島の関係を見ると、朴さんの存在はすばらしい事です。(男性)

戦後72年にふさわしい映画であった。(男性)

①中国で何をしたのか。あの証言が精一杯の内容だったのでしょう。生々しい話はできなかったのでしょうね。②戦争終了間際の「友情」があり、日本に帰国後、共産党に入党したのもうなづけました。生きて帰ったことが、映画につながったので良かったと思う。前向きに生きていたことが何よりでした。

「私の日記帳」では、「戦友が殺されるからねえ、そうでなきゃ人を殺したりはできない」と言われたことばが印象的です。戦争というのはそういう身近な憎しみを作り出すのだと思いました。「海へ…」では、朴さんと山根さんのような人間関係があったのだと知ると、何だか救われる感じがします。しかし朴さんは、再び戦争の中に生きるしかなかったということの残酷さも思うと気が重くなります。(女性)

もう少しテンポのあるものに。監督の作品への思いをストレートに出してないので、中心点がいま少し?

今日の作品はとても良かった。歴史を知る上にも参考になった。これからもどしどし続けて下さい。(男性)

上映作品の選定基準は何があるのでしょうか。まだ2回しか参加していないのでよくわかりません。「朴さんからの手紙」は良かった。すごくフレッシュな感じ。少しずつドキュメンタリーに興味がわいてきました。又、機会があれば参加させてもらいます。(男性)

今回は特にありません。(男性)

久保田さんのおじいさん―働き者で晩年まで農作業をし、日記をつけていらっしゃった。そして最後まで覚えていたことは(認知症になった後も)「やさしい父の事」と「中国との戦争で人を殺したこと」“戦友を殺され初めて、人を殺す気になった。何もなかったら人など殺したりしない!”しかし、殺した人の顔は忘れても“殺した”という良心の痛みをずっと持ち続けていらっしゃったのでしょうね。戦争とは、殺し、殺されること。一度始まると、終わりが見えない。だからこそ、戦争は始めてはならない!!と思いました。(女性)

民族の対立を超えて、友情もめばえる事が出来るのか、感銘を受けた。(男性)

淡々とした日常の断片的な映像から覗き見るような個人像が面白かった。シベリア抑留と云うテーマから、もっと重い映像かと考えていたので、素晴らしかったです。中に挿入された映像のマチエールが優しい魅力に溢れていた様に思います。(男性)

公開されることを判っていたのに、人を殺したことを孫に話しをした祖父のお気持ち、どんなものであったのでしょう。戦争はひどいもの。日本人と朝鮮の方が一心同体、助けあっていたことがあったのは、一つの希望です。戦争の裏をもっと勉強しないといけないと思いました。(男性)

戦前、戦中、戦後に生きてきた人の一言一言が、ずっしりと重いです。おじいさんの姿がいいですねえ。(女性)

今までみたことのない新しいタイプのドキュメンタリーだと思いました。映像もとても美しくて素的でした。

「シベリア抑留」を生前父は語っていましたが、旅立って「土に入って」13年、もっと熱心に聞いておけばよかったと思う今日このごろです。(女性)

監督のおじいちゃんの体験した事が手に取るように実感でき、これからの日本の平和が続く為にも多くの方に観てほしい事と、家内の父の事が戦争で苦労した友人からの話として知る事ができ感謝しています。今後も楽しみにしています。頑張って下さい。応援します。(男性)

年齢未記入

ドキュメンタリーを日頃観ることがないので、いい経験でした。昔のことが知れたし、こういうことがあったということを今後受けつがれてる人が少なくなってくるので、がんばって下さい。

人の〝生きた〟足跡を見ることで、私の周りの人々の〝生きた〟〝生きている〟気配を感じることが出来ました。また祖母に会いたくなりました。

私の父も4年間シベリアに抑留されていました。私の父は、戦争の事、シベリアでの事を、ほとんど話すことはありませんでした。身体の弱かった父が日本に帰ってくるまで苦労したと思います。父は戦友と交流もなかったし、戦争の時代の品は、出征の写真とシベリアからのハガキですが、内容は「何も話したくありません」と書かれていました。舞鶴におりて、全員がうでを組んで歌ったと母が言っていました。

人の姿がうかぶ映画が好きです。パクさんの人柄、おじいさんの人柄が伝わってくる映画だと思います。山根さんの奥さんが、山根さんのことを話すときの表情が とてもやわらかく、ラブレターもどんどん読みあげる様子が、いかにも文学少女らしく かわいらしかったです。

戦争がなかったら会わなかった2人の人生。よく撮りましたね。ありがとう。(女性)

戦争について知らない面を見ることができた。当時、生きていくためにどんなことをしたか、ドラマ以上に面白かった。これからも、フィルムを撮り続けるのを楽しみにしたい。

戦争は悲劇的だったけれども、その中を生き抜くために国を越えて人種を越えて助け合う人々が存在した事を知り、つらい歴史の中にも今にメッセージを送る一筋の光を受け取ることができた。祖父の(亡くなった)戦争体験を聞いていた私が、この映画に足をはこばせています。

つらい思いをしなくていい世界になることをのぞみます。

軍隊に入って面白かったとか、韓国人だけどいじめられなかったという人は初めて知りました。いろいろな人生があるのだなと思いました。

とてもやさしい品のある映画だった。ありがとうございました。

「朴さん~」のは、朴さんがなかなか面白いというか、興味深い人だなと思いました。

若い世代の取り組みがすばらしいと思いました。

この映画をみるまで知らなかったことが、戦争世代の人間にはとても興味ありました。

戦争は絶対にイヤ、ダメ。山根さんがはやくに亡くなっていて、とても残念でしたね。もし、朴さんと会えていたら、朴さんに平和の事等やさしく話したでしょうね。山根さんが日本共産党員だった事が、よかったなと思いました。(女性)

とてもよかったです。もっとシベリアでの体験などが盛られて(紹介)いる映画かと思ってきましたので、少し残念でした。

思いもかけない人生をみせていただきました。戦争にからむものをみたり、よんだりすると、いつも思いがけない知らなかったことに出会います。ありがとうございました。映画の作り方に好感を持ちました。ドキュメンタリーにありがちなおしつけがましさが無いところです。次作もがんばって下さい。

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