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映画の感想! vol.56 『 西原村 』


2019年07月26日(金)、27日(土)、28日(日)に開催された第56回の東田シネマ上映会にお集まりいただいた皆様、ありがとうございました。また、運営や情報拡散にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。ここにアンケートに記載された皆様の声を掲載いたします。


18歳~39歳



震災の情報を知っているのと、体験したのとでは雲泥の差があるのだろう、と感じた。わずか3年前の震災が既に過去の記憶となりつつあることを実感し驚いた。今まだ道半ばの復興。この映画のように震災の「その後」「過程」を見る機会というのは大変貴重だと感じた。



一人一人の心の葛藤が丁寧に取材されていて、心に響く映画でした。



村社会、大変なことも色々ありますが、西原村いいなと思います。こういう人と人のつながりやあり方が、やはり人らしく幸せに生きるということかなと改めて思いました。自分が今住んでいる地域で、何かの自然災害で被災を受けたとき、どんな復興ができるのか?そもそも復興できるのか?不可能なように思い、これから家族や地域とどんなふうに生きていくのか、改めて考えていきたい。


40歳~59歳




災害復興の色々な意味でのむずかしさが、伝わってきました。



自分の身の上におこることだと思っています。ですが、このような形で災害は再生していけるかは、人の力を受け入れつながる心を持てるかによります。悲しみや苦しみを未来への糧にしたいです。



同じ九州の地で、この様な事があった事をドキュメントで見ると、日々の生活がとても、たいせつな事のつながりで生かされていると思います。一人でも多くの人に伝えたいですね。



西原村の震災の被害は、とても激しくて地元の人のショック、精神の傷は深い。ただ、そこから、人々のきずなと、土地への深い愛と思いで、少しずつ復興に向かう姿が素晴らしかった。



西原村は震災直後にボランティアに行った土地でしたので、今度の映画で“復興”が進んでいることをとても嬉しく思いました。まだ、避難所生活で混乱している時でしたので。役場、のぎく荘など地域の方々のことを思い出しました。ありがとうございました。



正しい答えがない中で、それでも何かしなきゃいけないというそれぞれの悩み葛藤を感じました。内村さんのケースでは、本音では夫は残りたい、でも妻は残りたくない、どうなるのかと思いましたが、残らないという選択。おそらく自分が同じ立場でもそうしたのだろうと思います。



100%を最初から求めると何事も難しくなると気付かされた。「個人の幸せ」と「集まりの幸せ」の両方のつながりがわからなくなると、どちらの幸せも半減してしまうのだなあと思った。



最近はあまりニュースにもならず、どのように復興がすすんでいくのか気になってます。続編も作って欲しいです。



ニュースでは見られない震災後の本当の姿を知ることができた。もっともっといろんなことがあった、、、と思います。



村民の方々が、突然の混乱から復興への一定のヴィジョンを定めるまでの過程が丹念に取材されていて、自然災害の多い日本の他の地域の人々の参考にもなる記録ではないかと思った。村を大切に思う気持ちは、よその人間にははかり知れないが、先祖代々の故郷というものは、こういうものであるのだろうということを感じた。



熊本震災の現場での復興の営みを、それぞれの生き方を通して教わりました。ふるさとの思い、いろいろな段階をこえて、復興していく生の姿に感動しました。



村に対する思い、ふるさとに対する思い、そしてそれぞれのかっとうやまとまっていく姿をていねいにすくいあげたいい作品だと思いました。ありがとうございました。



地震のニュースが盛んに報道された頃は強い関心をもちますが、住民のみちのりはその後長く続いていることを強く感じました。近所や地域とのつながりが薄い現代のことを考えさせられます。



住民合意、コミュニティの維持のための努力に敬意を表します。貴重な資料映像です。役場の人の姿がたのもしい。



新しいコミュニティを作ろうという人々のすがたに感動しました。



村人や役場の方々の復興への思いが伝わった。



故郷への思いと現実に抱える問題で、期限ある復興スケジュールに対応しなければならない複雑な個々の思いがとても感じられます。災害の多い時代、どこでも起こりうる問題と改めて感じます。皆様が幸せであるように生活できますように願います。



気になってはいたが、ここまで入り込んだ取材、映像に感服しました。届けて頂いてありがとうございました。自分に何ができるか、具体的に考えてみます。



60歳以上




よかった。



地域のつながりのうすくなっている今、強く、地域づくりを思います。



ありがとうございました。



3年前の8月下旬、西原村市街地に戸別訪問調査に行きました。約60軒の方とお会いできて、一部損壊の状況をうかがい改修の費用見積りと工面の見通しなどうかがいました。あわせて、被災の前に家具固定、食糧備蓄ができていたかどうかもききました。約1割程度でした。また家具固定のひとつ天井への支え棒をしていたが、激しい振動で役に立った、なかったなども聞きとり、北九州市へ自助共助による地震対策の例示として示しました。ドキュメンタリーを見て復興の地域ごとの合意形成のご苦労がたいへんよくわかりました。



現在進行形のドキュメンタリーで続編が楽しみ。更なる災害が心配だが、彼らは乗り越えていくだろう。



ドキュメント作品で、とてもよかった。地震に対し、村人が力を合わせ復興する活動そのものが、美しく、人間的なだいじなものと感じた。この作品を参考に地震に対するそなえに役立てたいと思う。



自然災害が日本中で毎年のように起きている昨今、こうした記録が作られたことは素晴らしい!災害のなかった地域の人々に見て頂き、日本の国のことを考える人が増えて欲しい。自助努力を国はいうが、計り知れない大きな力に人間が打ちのめされた時、公的な援助があることが最大に必要と思うが、何とか国の社会保障、災害補償の行き届いた国になってほしい。



西原村は、熊本から57号線を阿蘇に向かうと左手の上はホンダ、右手の丘の上に熊本空港がある。空港をぐるっと回って西原村に月2~3回で仕事に行っていた。大阪から来た精密加工の工場に仕事を頼みに行っていた。西原村から更に外輪から阿蘇に下るとソバで有名な久木野村、阿蘇の山の上の地獄温泉に入って北九州に帰るのがお気に入りのコースだった。また、映画を見て行ってみたくなった。



復興の大変さが、大変くわしくわかりました。何事も人の和の大切さが一番大切ですね。



復興に対する村人と役場との接し方等…詳しくはわからないが、厚いものがあると思われた。これから少しずつ元の様な村になっていくことを祈っています。



地震、復興、、。復興を外側からしか見ていませんでしたが、大変な作業(営み)が必要ですね。改めて分りました。



市政だよりに載せているのでしょうか。ざっとしか見てないからか、気付きません。もう少しPRして下さい。東田シネマがどこにあるのか、初めての人はわかりにくい。



郷土愛が強いのでやってこれたのだと思います。



それぞれの苦悩を思うと辛いです。頑張ってください。



多くの災害が発生していますが、そんな時人々は絆の紡ぎ直しをして、次の世代へ受け継いでいると感じました。ありがとうございました。



考えさせられる、難しい問題提起したドキュメンタリーでした。自分の身に起きたらどうするだろう。ウ~ン難しい、一日も早い復興を祈念しております。



以前から常々気になっていたことがある。大きな災害、事故、事件など、その時しばらくの間は大手メディアは報道するが、その後の報道がなくなり「どうなっているのだろう?」と思っても、知る術が無い事だ。本作品では当時、連日のように報道されていた「西原村」について、きめ細やかにていねいに取材し、映像化されていて「西原村」についての現状を知ることができて良かった。そして「西原村」の人々が決してあせらず、前向きに進んで歩んでいることが分かった。さらに、それを大変な思いをしただろうに明るさを忘れずに一歩一歩進んでいく姿が印象的だった。今回も良い作品だった。スタッフの皆さん、ありがとうございました!



震災前から地域の人の絆は深いものであったと思うが、復興、再建に向け地域をまとめ上げる相当な激務と努力があったものと思われる。現代社会の人間関係の希薄さが社会のひずみの背景にあるとの危機感があり、感動をもって観賞させてもらった。



西原村の復興を願っています。



シネマは映像の文化。文化はカルチャー。カルチャーは耕すこと。大地を耕して小さな種をまき、雨に打たれ、風に吹かれ、熱さ寒さに打ちのめされ、それでも時期がくれば芽を出し、そして小さな花を咲かせる。激しい風が吹けば吹くほど、タンポポの種は遠くへ飛ばされ、そこでまた小さな芽を出す。がんばろう。



取材の粘り強さに脱帽!!内村さんが、飲み会の席で「女は男ほど土地にこだわっとらん」という言葉が印象的だった。この映画が女の視点から撮られていたら、もう一つ別のモノになっていただろう。とにかく、この作品の成果は大きい。記録としての意義は計り知れないほど大きいと思う。



大災害の被災者の生の声、本音が良く出て、色々な考えが良く分かった。報道では分らない点も数多くある事が分り、自身の考え方に今後生かしていきたい。



とても身につまされました。



私も故郷の墓をどうするか決めなければいけないと思った。



ことばに文字になりません……。片方で、オリンピック、オリンピック…とさわいでいて。たいへんな困難をかかえて…と、涙、涙でした。



団結の力!



他人事ではないと知りつつも、真実を知る努力もして来なかったと思っています。ブルーシートの町並みを見た時のしょうげきを再び思い出して苦しくなりました。頑張って下さい。



「故郷」、私にもとても大きな課題です。西原村の人たちの、飾り気のない心のつながりが、すばらしいなと思いました。



時間かけてていねいに取材してる映画だと感じました。



野焼きのシーンがとっても良かった。西原村のみな様が、元気に暮らされることを、素直な想いで願います。いい映画でした。



被災者の内面の葛藤や苦しさ、迷いが良く分かりました。それでも前に進もうとする、地元を愛している気持ちも本当に伝わってきました。



震災復興に向けた貴重な記録ですね。語り伝えていきたいフィルムです。もっと多くの人に見てもらいたいものです。



私の実家も熊本で、震災直後の5月に家の片付けの手伝いに帰りましたが、おいから、それは私の自己満足ではないか?と言われ、複雑な気持ちになりました。震災経験は経験したものでないとわからない、というのは確かと思います。福島原発事故をはじめに日本各地で多発する震災、それに伴う事故…、少なくとも私たち一人一人が「忘れないこと」だと思い、本日の映画を観にきました。とてもていねいに作られている映画でした。地域のつながり…振り返って、私のように単身北九州にきて、地域のつながりが希薄な者は、どのような状況になるのかなあ…と思いました。



当時は危険な地区に住み続けようとする人たちに疑問を感じていた自分が、浅はかだったと痛感しました。私自身、嫌いだった実家に出戻り昔とは変わってしまった地元ライフを過ごしてます。世代間やそれぞれの家庭事情がある中、期限内?にとりあえずの解決を導き出せた登場人物の方々に敬意を表します。



震災の復興の過程が、住民、役場、各々の立場から撮っていたのが興味深かった。相方が幼馴染、村という特殊性もあったのだろうけど。他の映画でも同様だけれど、ドローンのおかげで上空からの撮影ができるようになって、画面に奥行きがある表現がおもしろい。



山田孝係長のもち配り…毎年の行事を大切にする事が「日常を取り戻す」ことだと。内村さんの家は倒壊…父を亡くす。「1mでも断層から離れたい!」…15年務めた建築会社をやめ、独立して、地元の用水路の修理に汗を流す「命拾いした命だから」と。大切な畑は壊滅する。区長の大谷さん。住民と団結して、復興に汗を流す。8ヶ月後限界に達し、バス運転手さんだった坂田さんが後を継ぐ。新潟の山古志村から支援にやってきた臨時職員となった佐々木さん。全戸による「個別ヒヤリング」を実施する。2日間で22軒。集落の未来につながる40分ずつの情報収集。各家庭いろんな事情があるけれど、故郷を再建したいという思いは同じである事がわかる。最後の西原中の生徒たち…「君たちが大人になった時、どんな風景が広がっているだろうか」。狼煙から槌音、そして着実な復興へと進む。100年後の人々に向けても素晴らしい作品となっていました!!



一人々の意見をくみ上げて復興に向かう、大切ですね。これから私達もどんな災害に会うかわからない。でもしっかり、自分の気持ちを考え、取り組んでいきたいです。考えさせられました。ありがとうございました。



不思議な映画でした。よくぞまあ、ここまで現地で再建する方向でまとまった、と感心しました。役場の職員の方のふるさとへの思い、ここで再建したいというたくさんの人々の思い、今後10年後にどのような姿になっているか、見てみたい気がしました。もしかしたら、この地域で行われている野焼きが、今も続いているという事実が、人のつながりや結束の現れかとも思えました。大変な状況の中で一つの方向に話をまとめていった人々の姿に感銘を受けました。



最近はどこで災害がおこるかわからない。その後の復旧、仮設住宅、住民のまとまりが、本当に大変な事だと改めて感じた。



「震災の様子」よりも「人間」に焦点をあて、よい映画だったと思います。



地元の熱い思いの伝わってくる、素晴しい映画でした。



震災後の住民たちの「心のうち」が生き生きと描かれている。



年齢未記入




被災から、復興へ立ち直る道すじを残しておくことは大切だと思う。一人ずつの気持ちを積み上げていくことは、大変だったと思います。



土に生きる人の力強さ、よくぞドキュメンタリー作品にしてくれました。



すばらしい



西原村住民側からの視点ばかりだったが、国や県の意向とか、オリンピック、他の事業の影響とか、住民の意志決定に影響を与えている外的要因も描いて欲しかったかな。



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