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 ー これはもう、一つの戦でありましょう。皆を突き動かしているのは「平和な生活」です ー

東田シネマvol.6は、福岡のNGOペシャワール会と中村哲医師の活動を伝える二つのドキュメンタリーを上映します。


2015年4月17日(金)18日(土)19日(日)

14:00 56分『アフガンに命の水を』

15:10 73分『アフガニスタン 干ばつの大地に用水路を拓く』
17:00 56分『アフガンに命の水を』
18:10 73分『アフガニスタン 干ばつの大地に用水路を拓く』

一般1000円 <ご予約受付中>/大学・高校500円
料金は2本分です。15:10の上映からも続けてご覧いただけます。


映画『アフガンに命の水を』



アフガン東部・ニングラハル州。数年前まで荒れ果てていた大地が、今、豊な麦畑に変わろうとしている。荒れ野を麦畑に変えたのは一本の用水路からの水だ。そして、その用水路の建設に当たったのは数十人の日本人と延べ60万人のアフガン農民たち。
建設の陣頭に立って来たのは日本人医師・中村哲さんだ。中村さんは医師でありながら、干ばつで荒廃した農業を復活させようと、用水路の建設に邁進してきた。完成すれば、およそ3000ヘクタールの緑が甦るという。着工から6年。数々の困難を乗り越えこの夏、完成予定だ。一部通水を始めた水で緑も甦り始めた。しかし、一方で米軍と地元武装勢力の衝突は激しさを増し、空爆による被害者も後を絶たない。干ばつと戦乱で疲弊していくアフガンの人々を尻目に、未だ国際社会は“テロとの戦い”に固執し、軍隊の増派も進められている。だが、中村はアフガンの状況をこう喝破する。「ここで起きていることは政治の問題ではなく“パンと水の問題”だ。アフガンに必要なのは農業ができる環境であって、軍隊ではない」と。
国際社会が“アフガン問題”を巡り議論を繰り返す裏で、戦乱と干ばつは日々深刻さを増し、一刻の猶予もない状態だ。中村医師は渾身の力でこの状況と戦っている。泥沼化するアフガン問題への一つの“解”を示すために。

企画:ペシャワール会

製作 日本電波ニュース社

映画『アフガニスタン 干ばつの大地に用水路を拓く』



「百の診療所より一本の用水路を!」戦乱の干ばつのアフガニスタンで、 無謀とも思える土木工事に挑んだ一人の日本人医師・中村哲。 2003年3月から7年の歳月をかけて全長25.5キロの用水路を完工、 3000ヘクタールの農地が甦った。 現地農民の自立のために近代工法を最小限に抑え、日本の江戸時代に 完成した伝統工法を採用しての治水事業は、農業土木の原点とも評価 される。 戦乱の地に真の平和をもたらすものは何か、静かに問いかける7年間の記録。

監督 谷津賢二

朗読 菅原文太
企画 ペシャワール会
製作 日本電波ニュース社

ペシャワール会 公式ホームページ


お知らせ!

ペシャワール会 現地報告写真展  
3/22〜4/9 会場:嘉瀬川防災施設 さが水ものがたり館
佐賀県佐賀市大和町尼寺  TEL:0952-62-1277 (月曜休館)