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2019年03月29日(金)、30日(土)、31日(日)に開催された上映会にお集まりいただいた皆様、ありがとうございました。また、運営にご協力いただいた皆様、ありがとうございました!

ここにアンケートに記載された皆様の声を掲載いたします。


18歳~39歳



以前予告を見たときから興味があったのですが、3.11があり、東北の人々が今どのように生きているのかを知りたいと思っていました。人々の生活の中に黒森様(神様)が生き続けている限りはどんな災害があろうと再生できる…そんな願いや強さのようなものをこのドキュメンタリーでは感じました。今後もずっと黒森神楽が続いていきますよう願っています。


40歳~59歳



神楽に興味があったので面白かった。九州の神楽とはずいぶんと違っていて参考になった。


神楽は全く身近なものではないので、こんなに地域の人に親しまれている事に驚きでした。伝統を続けていくのはたやすい事ではないと思いますが、皆さんが当たり前のように神楽を守り続けている事に、全く知らなかった私が感動してしまいました。津波があったと思えないくらい美しい海も印象的でした。


すばらしい伝統文化と美しい自然と恐ろしい津波と、たいへんよくできた映画でした。全く知らない世界を知ることができました。


豊前神楽とは民俗的にも全く違い、東北独特の神楽が非常に魅力的でした。神楽を待っていた人々の笑顔は今も昔もずっとかわらないものでしょうね。今後もこの景色がかわらない事を願って…


内容はとても良かったです。特に地元の民話を交えた、お国なまりの語り、バックに時折り流れる民謡が良かった。ただ会場の温度が寒すぎて辛かったです。それと上映前の演奏が途切れなく続くのも…。時々鳴る位で良いのでは?


とても印象に残る作品なので次回以降も楽しみです。


ずっと見たいと思っていた作品でした。以前住んでいた岩手の三陸沿岸をあつかった作品だったので、より印象に残りました。震災後、黒森神楽を守り続ける人、そして神楽にたずさわる人たちの日々のくらしも描かれていて、いい作品でした。ありがとうございました。


お正月から始まる廻り、季節の一番寒い時期にこれほどの長距離を移動しているとは驚きです。生活と密着、現世の人々と仏様ともつながりを持つ信仰の力があるからこそ、数百年もの長きにわたり存続しているものであると感じます。「いつも通り」の伝承の難しさを感じる、との言葉がありましたが「神楽バカだから」と楽しそうに移動している若者達の姿に、この先もずっと続くであろう事が想像されます。すてきなひとときをありがとうございました。


伝統の神楽を伝えていこうとする人々の情熱、地元の人々が神楽を生活の一部として、とても楽しんでいる姿。よく描かれた素晴しい映画でした。次回作も期待しています。


祖父の田舎では、ししまいが村を守っていた事を思い出しました。なかなか今の世代では神楽と聞いても分らない方が多いと思います。若い方たちに伝統が受け継げられているのですね。とても良かったと思います。有難うございました。


神仏の神楽だと思いました。人の心に大きな力を与える素晴しい文化だと誇りに思えました。ありがとうございました。


「変らないことが大事」という言葉、各々から語られる震災のエピソード、どれも心に残りました。「生きる」ってこういうことだな、と。


初めて来場しました。作品のせいなのか施設のせいなのかわかりませんが、一般の劇場より大きく見えるような気がします。劇中の方が言っておられた、変わらないものが神様、ということばが印象的でした。津波のあとで神楽を楽しんでいる人も、相変わらず変わっていないことも、何か同じものを感じました。年々歳々、廻り巡る季節の中で生活している人々、地域に、一つの事件であったろうと思われます。この事件は、人々を、地域を変えることはなかったのではないか、そんな気がしました。伝統の力を感じました。


60歳以上



昔から残る神楽が、祝い事や不幸事等人間の楽しさ悲しさのより所として、今も受け継がれている。東北の災害の後も、そこに住む人達の拠り所となっている事に感動しました。


北九州の京築地区は神楽で有名ですが、門付けの神楽はないと思います。生活と密着した黒森神楽は初めて知りました。芸能を支えていく人達(観客を含めて)に拍手を送りたい。(舞台に関わる者として)


黒森神楽を大切にしている心が伝わってきました。ずーっと続くとよいですね。


伝承の重みを感じた。感動しました。


古より人間はその土地土地の神様と共に生きてきた。昔の人から学ぶ事は多い。今この良き知恵を次の世代に伝えて行く事の、大切で大事な事を改めて思いました。


神楽――思っていたより日常的に密着しているなと思った。新築での柱固めとか、船(中古)であってもお払い(?)をするところとか、神社の神主がするような事もしていて面白かった。


静止画像のような海の風景に圧倒されました。伝承すべきものを持つ人々は柔らかくつよいですね。


前々回かな、「おくじらさま」の本の中に書かれていた事と重ね合わせながらみました。生きとし生けるもの命をいただいて生計をたて生かされている私たち。そんな思いを形にしているのがこの神楽信仰なのかな。東北には、震災から1年3ヶ月目にみてまわりました。政治の問題を重ねながらみました。仮設でがんばっている居酒屋さんにも行きましたよ。


とても感動致しました。素晴らしかったです。本当にありがとうございました。勉強になりました。(折尾神楽)


住人と神楽との強い結びつきがよく理解できました。私達も人々との信頼をえて神楽を舞いたいと心を強く思いました。


神楽が地域の生活の中で生きていることと、若い世代に伝承されていることに希望を感じた。


私、岩手出身でしたがこの神楽を知りませんでした。南北朝の時代からあるとは!!すごいすごい。


ご案内いただきありがとうございます。予告編であった高橋竹山等楽しみな映画が多数あります。これからも宜しくお願いします。出来る限り、参加したいと考えます。


よい映画でした。つらい目にあった方々は一生懸命生きているのに、政府のあり方が情けなく涙が出ました。


地域の伝統芸能を通して人々のふれあいがさわやかに描き出されていた。


とても良かったと思います。東北の方の強さが理解できた気がします。


すばらしかった!!変わっていく毎日の中で、今までと何ひとつ変えないで伝えていくということば、心にのこりました。


“神楽”など廃れていってほしくないです。こうして大変な思いをして、伝承してこられて、すばらしいものが、私の心の中にもやきつきました。


文字・写真では伝えきれない時、映像には力があると思います。民俗学。伝えていくこと。などいろいろ考えさせられました。2011,3,11をニュースで知らされること以上のことを伝えて頂きました。感謝、合掌。


現在の宮古のことが知りたくて来ました。神楽にも興味があるので、一度で2度楽しめました。東北の人たちの頑張りが身にしみました。


祈り、希望、生きる力を注ぐ神楽、静かなる再生の物語りです。


地域に根付く習慣、信仰は、尊いと思います。幼い頃、お正月にしし舞いが各家庭にやってきて、頭をかんでもらった事を想い出しました。その後をついて廻ったものでした。


廻り神楽、永遠に続くように。


僕が小学生のころ、若松区白山町(旧天神町当時)白山神社に夜、神楽を見学に行きました。数十年ぶりにチラシを昨日いただき、昨日のことの様に思い出し楽しく、又、三陸の皆様の災害を感じました。今後もお願い致します。亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。合掌。


廻り神楽のことを初めて知りました。あの地方では生活の一環となって神楽が来る楽しみと、うれしそうに笑っている観客の純粋さにおどろきました。


日本の神様に守られた生活というのを感じた。東北の3.11以降の地道な足どり、すごいです。うまく言えませんが、よかった!です。


津波の事、思い出すと涙が出ます。


生き続ける永遠の命のとうとさ 胸うつものあり 生あるものは必ず滅す 最近とみに感じる 次の世代の営みをいとおしく思う。


毎回楽しみにしています。今回は神楽ということもあって、とても期待していました。子どもの頃に実家の集会所、小学校の講堂で観たことを思い出します。生活に密着した文化、TVなどと違った人々の表情がとてもよかった。文化を伝える人、受け入れる人のつながりが人の生活なのだなと思います。ありがとうございました。


神楽のことを知る事ができました。大切なささえとなります。


来て良かった。


以前島根県益田市地元の石見神楽をみました。それが特に良かったので今日来ました。それとちかいりっぱな神楽でした。いい映画でした。


震災のあとがんばっているのを見ると、大変うれしいです。


美しい画面でした。折尾神楽とは又違った味の神楽で良かった。永い長い歴史としてつながっているのがわかるものでした。津波からの回復はあることがわかりました。


又、日本を好きになりました。


良い映画でした。神楽で各所を廻る仕事も大変だと思います。岩手県大槌町吉里吉里が出て来て、なつかしく思いました。幼馴染の友人がここで家を流され、その後の復興に頑張っています。「森を守り、海をきれいにしよう」と現在は「きこり」をしています。NPO法人「吉里吉里国」です。一度訪問し、あっちこっち見てまわったのでなつかしかった。


宝来館のおかみさんは、3.11の大津波に飲まれながらも助かる。「黒森様に守られるとー!」と言う。黒森の権現様のご加護を信じている。流れてきた流木で迎え火をたく。死者たちは流木に乗って、太平洋を旅している。あるいは流木に乗って、ここ三陸に帰って来ている。漁などの海の恵みと自然の恵み。でも、定期的に、安政・明治と大津波がやってきて、村々を、人々をさらっていく。死者の御魂をなぐさめ、生者の哀しみをいやす。黒森権現の廻り神楽は、昔も今も、震災後も人々の心の支え、哀しみを乗りこえて生き抜く力となっているのですね。昔話朗読もとても良かったです。若者頭の田中大喜さんのご実家「潮風堂」の解体は心痛みました。伝承芸能の黒森神楽を残し、愛する人々の心に大変感動致しました。


自分の故郷、飯塚市佐与に神楽があります。当時幼かった私は、しし舞と言ってついて各家を廻っています。田植えが終了した時に行われます。今日観た映画は、良く似た様に思われます。


子どもの表情がよかった。


神楽衆も被災しているのですね。「変えることなく、次につなぐこと」との言葉に、心を動かされる。変わらないものも必要だと思います。

三陸の現在とそこに住む人々の、生活に密着した廻り神楽との結びつきが、大変よくわかりました。とても貴重な映像を観れてよかったです。


お神楽と住民の結びつきの強さに感動。昔話が風景に流れ、当時を想像しました。4月に東北に行きます。

最初少し眠っていたが、目が覚めてからの津波のシーンは見られなかった。神楽町内でも実演するがいつ見ても感動します。


いつも素晴らしいドキュメント映画を紹介して頂き有難うございます。

2年前程前から東田シネマに通い始め、それがいつのまにか私の生活に適度の刺激と様々な発見をもたらしてくれる時間であり場所になっていました。


・・・ところで、今回観た「廻り神楽」の感想ですが、メールで書こうとすると中々筆が進まず、職場のパソコンの前で固まっていました。約束ですので少し書いてみようと思いますが…東日本大震災が起こって早くも8年の歳月が過ぎました。東京オリンピックを来年に控え、多くの日本人の心の中には、被災地の復興やそこでの人々の悲惨な生活などありません。それどころか、政府すらも原発事故の影響で未だに空間線量が高い地域でさえ、法規の基準を上げ住民の健康被害など無視して住民を帰還させて定住させようとしています。
 そうした被災地区を最近訪問した知人によると、いまだに空間線量は高く、場所によってはサーベーメーターの針が振り切れる事もあり、未だに復興どころかまだ人も住めない悲惨的な状態で何一つ事故直後と変わってない状況だと知らせてくれました。政府は、オリンピックを成功させるために被災地は、着々と復興しているというイメージをを広めたいのかも知れませんが、その強引なやり方に強い憤りと大きな疑問を感じます。
 そういうことを踏まえながらこの映画を観ました。見終わって強く感じたのは、被災地の人々の精神力の強さ、やさしさそして、脈々と伝えられている文化や芸能のもたらす力により、今でもそこには人々の豊かな生活があるのだなという事でした。そこにはあれだけの災害を経験してもそれを乗り越えて行こうとしている人々の知恵があり豊かで力強い人々の生きている姿がありました。
 完全にリセットされて、何もない状態から新たに自分たちの生活を始めて行こうとしている人々、それまで脈々と受け継いで来た伝統、文化を次の世代に継承しながら自分たちの生活の立て直して行こうと努力している若者がいることを知り、心が救われる想いがすると同時に勇気をもらいました。もっと多くに人にこの映画を観て欲しいと思います。今後とも宜しくお願いいたします。(メールで寄せられました。)



年齢未記入



とてもよかった。神楽の舞の種類も多く「覚えるのが大変だろうな」と思って見ていたが、演者の方が、「覚えるのが楽しくて拍手もらうのが楽しくて、・・・でもそのうち、それだけではだめだと分かってきて」と話された所が一番印象に残った。津波の傷がまだもどらないだろうと思うが、神楽をやるのも招くのも、人々の生きる力になっていることが分かった。少し長く感じたが、場面、場面、どれも大切なシーンだったと思う。鯛釣りの場面は客と演者の掛け合いが、少なくとも3種類あり、それぞれ楽しかったし、見る側と演ずる側の共演がよかった。宝来館の流れは見ていて涙が出た。ぜひ実際に行って見て東北の魚を食べたい。


民俗学資料の様な映像が流れる中に、人々の生活の言葉があり、とても感動した。自然の恵みを受けて続いて来た地域の人々が様々な困難の中を生きながら「伝わってきたことを普通にやる」と神楽に取り組んでいた姿に、原始的な信仰の形をみる様だった。言葉や理屈では説明できない一つの信仰のあり方がよく現れており、人間の位置付けに感動した。

面白かった。災害を改めて思い知らされました…。


パンフレットが欲しい!

伝統芸能っておもしろい


東北の海のおだやかさと人々のおだやかさに心がうたれました。神楽が里に息づいていることがうれしかったです。

神楽念仏の場面では権現様が本当に変わり果てた海辺の風景をご覧になり、泣かれている様に見えました。浄土の仏、受けてよろこべ 受けてよろこべや。未だ現れぬ現われられぬ御霊の事を思いながら、また、この神楽を受け継ぎ生きとし生ける人々の幸せを祈りながら。心暖まる映画を有難う存じます。感謝。


こういう風習、文化があること、それを続けていこうとしていることを知りませんでした。津波が必ずあるということを考えていく必要があると思いました。(原発を含めて)

神楽と津波の関係をもう少し詳しく解説して欲しかった。神楽が町の復興にすごく役立っていることを初めて知りました。とても興味深く拝見しました。


津波が何度来ても、東北の命は廻り続けると考えさせられた。神楽の舞を神社や公民館ではなく、住民の家で行うというところに大変興味がわき、おもしろい風習だと感じた。それにしても、大きな家だね。きっと寒いよ。


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